東京の新規感染者数が200を超えて、第二波はそこまで来ているというけれど、実際には‥
こんにちは、雅(みやび)です。
ポッドキャスト(音声)版は、こちら👇
4月の緊急事態宣伝の後に、COVID-19への各国での感染状況をフィナンシャルタイムズのグラフを引用してお伝えしました。
当時の報道では、ニューヨークのような状況に日本も陥る可能性が高いと騒がれていました。そこで、注目すべきは死亡者の推移であって、PCR検査数に依存する新規陽性患者数では傾向が分からないことを指摘しました。
そして、2週間後、答え合わせをした結果が、こちらです。
結果は、ピークアウトの傾向が確認できました。
その後、緊急事態宣言は解除されて、まだ対策が確立していないウィズコロナの情勢の中で、打撃を受けた経済をどう立ち直らせるのか、ということが大きな課題となりました。
そして、アフターコロナに向けた未来予測に関しては、こちらの記事で取り上げています。
参考元:京大卒MBAによる未来予測
さて、ここからが本日の内容です。
再び、マスコミは『第二波が来る!』と騒ぎ始めましたが、実際にはどうなのでしょうか。客観的な数字を把握する必要があります。
前回と同様に死亡者数の推移を、フィナンシャルタイムズ掲載のグラフで確認してみることにしましょう。
新規死亡者数で見ると、日本は1日あたり、1、2名となっており、米英の100人単位の推移とは比較にならないレベルです。
これを、100万人あたりで見てみると…
なんと、日本は1人以下で、殆どゼロと一緒の扱い。
次に、陽性患者数を見てみると
おっと、随分と違って見えますね。
200人の大台に載って、緊急事態宣言解除後に着実に感染者数は増えています。韓国を追い抜いてます。
さて、同様に100万人あたりで比較してみます。
こちらも、韓国を抜いてますね。
陽性患者数で注意すべきは、日本の場合は「疑いのある患者さん、あるいは陽性患者への濃厚接触者に対しての確定診断」として、PCR検査が実施されているということです。
ですので、陽性患者数はPCR検査数が律速となりますので数が増えたから感染が広がったとは言えないということです。
というのも、緊急事態宣言中よりも、現在は4、5倍の検査数を実施しています。
同じ感染状態であっても、陽性患者数は1ヶ月前の4、5倍になってもおかしくないのです。
ということは、この1ヶ月の感染者数の伸びは検査数が増えたことが原因であって、感染が拡がったから、とは必ずしも言えないのです。
つまり、小康状態であると言えます。
一日あたりの死者数が全国で1〜2名ということからも、そう解釈できると思います。
では、どうすべきか。
第二波の恐怖を煽る報道があっても、まだまだ心配には及びません。
ただし、ウィズコロナの状態ですので
引き続き、感染対策を粛々と実行して
慌てず、騒がず、淡々と生活していきましょう。
PS
ウィズコロナ時代への未来予想に興味のある方は
こちらの情報を確認してみてください。