映画「インターステラー」~10周年記念IMAX®再上映決定!~
以前、トーマス・C・フォスター著「大学教授のように小説を読む方法」の書評を記事にしたことがあります。
著者は映画にも言及していました。物語の中で語られる季節、天気、地理、病気など、あらゆる事柄が象徴性を帯びていると言うのです。
その象徴性を解読することによって、作者が作品に込めた意図やメッセージをより深く理解することができると述べていました。
今回、映画「インターステラー」のテーマを理解するために、映画の中で何度も語られるディラン・トマスの詩に注目しました。タイトルは「Do not go gentle into that good night.(穏やかな夜に身を任せるな)」です。
私がこの詩を読んだ時に抱いた感想は、「安逸を貪るな」でした。確かに、この映画の中で「詩」が語られるシーンは、主演者達が「困難な状況に立ち向かう時」か、あるいは「困難な状況にある時」でした。
映画の主要テーマの一つである「困難な状況の中でも諦めずに生きることの大切さ」を、この詩が象徴しているのです。
今回は「詩」に着目して映画の解釈を試みたのですが、他にも映画を解釈
するためのヒントがあります。その一つがキャスト名です。
クーパーの娘の名前は「マーフィーの法則」に関係しています。映画の中でも語られていますが、どこに着目するかで映画がもっと深読みできるのです。どうかチャレンジしてください。
この映画が11月22日(金)から「10周年記念IMAX®再上映決定!」となりました。詳細については、各劇場のホームページをご確認ください。
※「インターステラー」の映画評を投稿している、クリエイターの Lunzi in UK さんをご紹介したいと思います。皆さん、ぜひ訪問してみて下さい。有益な情報を得られるのは間違いないです。
〔インターステラーを科学的知見から解説〕