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「お酒は百薬の長?」~150歳まで生きた人物の、長寿の秘訣~


 ジャパニーズ・ウイスキーの評価が国内外で高まっています。バブル崩壊後には、販売量が急激に落ち込む時期もありました。しかし、品質向上やマーケティング戦略の改善、国内外での需要の増加などによって、当時に比べて約2倍の販売量になっているそうです。企業努力の賜物ですね。
 
 私も若い頃はウイスキーを飲んだものですが、最近はアルコール度数の低いビールを飲む機会が多くなりました。健康の事を考える年齢になったせいか、40年以上口にしていません。度数が高い酒を飲み続けると、肝障害や、高脂血症、脂肪肝、糖尿病のリスクが高まると聞いています。

 そんなウイスキーですが、皮肉な事に「長寿」をまっとうした人物の名前がラベルになったお酒があります。「オールド・パー」と言うスコッチウイスキーですが、彼は約140歳の頃に30代の女性と結婚して、150歳までに8人の子供を作ったそうです。中央コーカサス地方に住んでいた、健康で精力絶倫のオールドとは思えない人物でした。ある時に、当時の皇帝に招待され、自分の長寿の秘訣を語ったそうです。以下に列記すると

     ① 良い水を飲む(彼は良質の地下水を飲んでいた)
     ② 歯を丈夫にする
     ③ 人間が一人の力で殺すことができないものは食べない
      (だから、彼は馬や牛の肉を食べなかったそうです)
     ④ 絶対に怒らない(一度笑えば一つ若くなり、一度怒れ
      ば一つ老ける)
     ⑤ 一日一杯、コップにウイスキーを注ぎ、飲み干すこと

 以上は、俳人の楠本憲吉氏の著書を参考にしました。「オールド・パー」でネット検索すると、細かな点で異なる部分があります。しかし、健康で精力絶倫、長寿という事には変わりません。どうか皆さんも健康を維持する上での参考にして下さい。秘訣の⑤はちょっと首を傾げたくなりますが、スコッチウイスキーだけにスコッチ(少し)ならいいと言う事で (^^v

〔P.S.〕今回は、中央コーカサス地方に住んでいた「オールド・パー」という人物を紹介しましたが、実はもう一人、イギリス人のモデルが存在するのです。興味がありましたら、以下のサイトを参考にして下さい。