千代田線・常磐線 普段は走らない大手町行きが運行
2024年最後の記事は千代田線からお届け。先日、乃木坂駅で営業時間外の深夜に発生したボヤ騒ぎの後処理が長引き、一時的に付近の区間の運行ができなくなったため、実に3年振りに大手町行きが運行されました。今回はそのレポートです。
沿線撮影地に行こうか悩んだものの、運休がいつまで続くかわからない(もちろん早期に通常運行に戻ることが望ましいですが)ため、確実性を取って駅撮りにシフト。
まずはJR車のE233系が到着。どうやら1/640では表示が切れるらしい。もう少し下げよう。
このまま全車種撮影を目指します。
心の綺麗な方なら「大手町」とお読み頂けると思います。なんと小田急4000形も1/125という、高速で動く鉄道撮影には難しいシャッタースピードでしか、表示が止まらないようです。知らなかったので敢えなく撃沈。
こちらは、東京メトロ16000系の初期編成。前面貫通路が中央に設けられているのが特徴で、5編成のみのレア車両。営団はシャッタースピード耐性があるので助かります。
こちらは、本来はJR車受け持ち運用に入ったメトロの16000系。さっきから使用車両と、運番が一つも合致してないですね。とりあえず手近にあった使える車両から出してる印象。
貫通路左寄せ×白帯の中期製造の編成。列番は05Kとこちらも所定JR車運用でした。
常磐線内での運行自体は定時の10分間隔で行われており、下り方面は何ら変わりなく全て我孫子行きだったので、普段通りATOS放送が行われていましたが、問題は上り側です。
どうやら出現頻度が低い大手町行きのATOS表示/放送パーツが用意されていないようで、駅の案内表示器では本来の行き先である「向ヶ丘遊園」と「代々木上原」が交互表示されており、放送に至っては、ATOS導入前の随分古めかしい簡易放送に切り替わっていました。
発生原因はそれぞれ異なるものの、東京メトロ各線では、最近になって動かせるところまで電車を動かす事例が頻発しており、この3ヶ月間だけで、銀座線の「三越前」、丸ノ内線の「四谷三丁目」、日比谷線の「人形町」、半蔵門線の「水天宮前」などの行き先が発生しております。
鉄道ファンでなければ気にも止めないようなことでしょうし、中には喜ばしくない事案によって発生しているものもございますが、皆様も少し気にして乗ってみると、何気ない移動に深みが出るかもしれません。
それでは。今年もご訪問ありがとうございました。鉄道に関係のない新連載は来年からのスタートを予定しております。よいお年を。