Bリーグ初心者が見たブレックス開幕二連戦のお話
開幕戦は特別です。
たかが1試合。リーグ戦の、何十試合のうちの1試合でしかない。なのに、1試合以上の重みがあるのが開幕戦というもの。
長年野球を見てきて、開幕戦は特別だって思ってました。シーズンの行方を占うかのような、暗示するかのような一戦。ホーム開催であれば尚更。なんといっても新しいシーズンの始まりですから、明けましておめでとうございますというおめでたいムードもあります。
バスケットボールW杯で宇都宮ブレックスを応援しようと決めて、Bリーグの開幕戦が宇都宮のホームで行われることを知ったとき、絶対に行きたいと思いました。行かない理由がない。ファンとして新シーズンの初日に現地にいられるのはどれだけ幸せなことかを知っているので。
だから、チケット発売がまだだと知ったときは歓喜しました。超絶にわかのわたしも始まりの日に参加させてもらう権利があるという喜び。（チケット早く取れるはず！と勢い勇んでファンクラブにも入りましたが、優先販売のある枠は既に満枠でした。そりゃそうか……でも、優先入場などのメリットもあったので、ファンクラブに入って良かったです！）
発売日にはとても緊張しました。座席からの見え方など、よくわからないままにチケットを2枚取ったのはすでに懐かしい思い出です。
初めての開幕戦。無事辿り着けるのかとか、わたしのせいで何かチームに悪影響があったらどうしようとか（一ファンの存在でチームに何か影響を及ぼすことはないということはもちろんわかってるんですけど笑、スポーツチームのファンってゲン担ぎとかジンクスとか結構気にしますよね）、漠然とした不安はいろいろありましたが、終わってみればとても楽しい二日間でした。
運良く無料シャトルバスには並ぶことなく座れ、
長蛇の列に並んでファンクラブのグッズを引き取り、
長蛇の列に並んで新発売のグッズを購入し、
ほぼ売り切れのグルメを購入し、
自分の席に向かいました。
いやー、開幕戦は本当にチケットが全然なくて、その中で良さそうな席を選んだつもりだったんですけど、ゴールポスト？で視野がめちゃくちゃ限られましたね笑
野球のときの癖で通路側を優先したけど、内側の通路はポストのせいで肝心なところの死角が多いのだということに座ってから気づきました……
でも、どこでもいいのです！開幕戦の場にいることが大事ッ！
開幕戦って、独特の空気がありますよね。ファンの期待。熱量。興奮。Bリーグの公式戦は初めてでしたが、今年の三月末に神宮球場で感じたものがそこにはあったような気がします。やっぱり開幕戦っていいなあ。大好き。
宇都宮ブレックスのホームゲームは初めてです。お出迎えしてくれたブレクシーたちの可愛さ、ほぼ一面真っ黄色なこと、流れているグルメのPRの選手たちの可愛さ、自由に動いているブレッキー。ああ、ホームだなとしみじみしました。来られて本当によかった。
この日いただいたのは「BREXYのヘルシーカオマンガイ」です。
カオマンガイだいっっすきなんですよ！比江島さんの何かを食べようかなと思ってたけど軒並み売り切れだったので、迷わずカオマンガイにしました。おいしかったー！
宇都宮ブレックスの今シーズンのスローガンは「STRIVE」。一応帰国子女でぼちぼち英語がわかるのですが、STRIVEってstruggleとか、ちょっとマイナスイメージがあるというか、もともと「逆境の中でもがいて、努力して、乗り越える」みたいな意味だと理解してました。去年チーム史上初のCSを逃したことがいかに悔しかったかが伝わるスローガンだなと思います。
試合前に流れるムービーはキャプテン田臥さんを中心にみんなかっこよくてニマニマしちゃった。ラピュタみたいな浮かんでる島？にいるブレックスの選手たちを見て、「ここでバスケをするなんて結構な苦難だな！」とちょっと笑いました。
一番驚いたのはTIP-OFFの直前まで立ち上がって歓声を上げることかもしれません。お祭り感があって好きです。みんな一斉にいそいそと座るのもキュート。そして始まる応援もとい黄援。（完全な余談ですが、東京ヤクルトスワローズは応援のことを「応燕」といいます。こういう言葉遊びはどこのチームもするものなんだなとニッコリ）
始まってみればずーっと息を呑んで戦況を見つめてました。ドにわかは見ていて、「リードはしてるんだけど、ちょっと波に乗り切れないのかな？」みたいな印象でした。群馬さんはタレント揃いという話も見ていたし納得の試合展開です。
推しの比江島さんは前半なんと得点ゼロでベンチにいる時間も多かったんですけど、後半の大事なところで活躍してくれるはず！という前向きな気持ちで見守れました。
実際、後半の苦しい時間帯の「要所要所」でいい働きをみせてくれてよかったです！
個人的に一番印象に残ったのは遠藤さんです。決めてほしいときに決めてくれた気がする！
村岸くんのB1初得点を見られたのも嬉しかったです。難しい体勢からよく決めてくれました！
必死に応援しているうちに、無事開幕戦勝利！
初戦を勝てた。何十分の1でしかないように見えて、この勝利は特別。（負けたら何十分の1でしかないから！って切り替えるんだけどね笑）
しかも、ここ数年のブレックスは開幕戦負けていたそうじゃないですか。みなさまの今年にかける意気込みを感じてじーんとしました。
勝利の余韻にぼんやりしたままシャトルバスに乗り、降りてからはちょっといろいろあったのですが、早めにお風呂入って、ホームならではの地上波ニュースで推しのヒーローインタビューを見て（嬉しかったけど、ほんとなんでヒロインだったんだ！？笑）、早めに就寝しました。
次の日、2試合目。昨日よりも流れがわかっている分、いくらか余裕がありました。
シャトルバスはブレックスのラッピングバスで嬉しかった！
「せっかくだから昨日食べられなかったおしゃまこ弁当を食べよう！」ということで、張り切ってゲットしましたよ。
野菜もたっぷり入ってて嬉しいんですが……おしゃれなお弁当ってご飯進まないですよね。男の人だったら不評のやつ笑 推しさんは本当に女性人気がすごいんだなあ！と、お弁当を食べながらという謎のタイミングで実感しました。笑
二日目もやっぱりエンドだけど、昨日よりもいい席でした！
いや、写真下手だな！？笑
どう撮ればいいかわかってなくてすみません……
二日目は「随時随時」の活躍をと約束してくれた通り？、先制点は比江島さんで嬉しかったです。群馬の辻さんとのマッチアップは見応えありました。バスケのこういう物語的な要素ってすごく面白いと思います。
この日はナベタイム炸裂でしたね！ブレックスの専門用語として事前に予習していたナベタイムを早速見られて最高でした！ナベさんが決めるとほんっと盛り上がる！
終始リードしてるんだけど、後半はちょっと苦しい時間帯もありました。やっぱりどの競技でも簡単な試合なんてないんだな……
とはいえ、なんだかんだ一度もリードを許すことなく無事連勝。よかった！
佐々HCが「来週は強敵の東京さん相手なので、ぜひ代々木へ来て応援してください！」とおっしゃってるのを見て、「行きます！！！」と心の中でお返事しました。行きます！！！チケット取っててよかったー！！！
大きい荷物を抱えながらシャトルバスに乗って宇都宮駅へ。売店でご飯とお菓子を買って、宇都宮線のグリーン車に乗り込み。あとは帰るだけなことにほっとしつつ帰路につきました。あ、あと、電車の中で11月のチケットをゲットしました。笑
改めて、二つとも勝てて良かったなあ……しみじみそう思います。
ブレックス、今シーズンはプレシーズンゲームと天皇杯は今のところ無敗だったんですよね。大事な開幕戦も勝てて、連勝できて、本当によかった。
ブレックスファンになるぞと決めて、ブレックスファンとして開幕戦を応援してきましたが。
この二日間を経て、本当にファンを名乗れるような気がしています。開幕戦を観戦できて本当に本当によかった。
そして、このままシーズン最後まで、できたらポストシーズンまで、応援したいなと思っています。
（余談。唯一の心残りはうさぎやさんで村岸くんと四家くんのしおりをもらえなかったことです……！！日曜日でいいかなと思ったのが甘かった！わーん！Tシャツを買おうか迷ってるくらい、村岸くんを応援する心づもりなのに……！次は絶対に最初に行きます！！！うう……）