さんをつけろよデコ助野郎じゃないほう

89年に公開されたエロチックグロテスクサイエンスフィクションとでも言うんでしょうか。

当時、これの宣伝をテレビで見かけていて、なんかすごい映像があるなとインパクトを受けて、未だに覚えていたのですが、今日ニコ生でこれを流していたので、ようやく目にすることができました。

まとまった時間がとれなくて、流れがいまいちつかめなかったのですが、ストップモーションや特殊効果を惜しみなく使い、イメージした映像を考えられる限りのアイディアで表現したようにみえて、

わけが分からなくても、その迫力だけで目が離せなくなりました。今ではCGでどんなことでも細かにリアルに表現できるのですが、当時の技術で作った映像は確かに嘘とみえますが、見てほしいことを視聴者の想像で補えるというところで、よりおぞましく見えてくると言うのも。

田口トモロヲの演技も鬼気迫るもので、穏やかだがうだつの上がらない生活が、狂気と性欲と焦げ臭い煙に鉄の匂いで染まっていく映画の世界に半ば身を乗り出すように没頭してしまいます。

このシリーズはかなり間を開けて発表されていますが、最後の作品が2010年と言うことなので、あと数年のうちに新作が作られるのでは。

田口トモロヲ氏はプロジェクトXのナレーター位しか知らなかったのですが、wikiで見たらすんごいいっぱい仕事してた。

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