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コミケの戦利品を紹介していくC104 その2
同人誌は概ね二次創作がメインストリームという認識でしたが、オリジナル創作のコミティアが大きくなっている当たり、その認識もちょっと違ってきたのかなと思ったりします。
オリジナル創作はX(Twitter)でも、たくさん読めるようになった昨今。二次創作と同じくらいのいきおいでオリジナルの割合も大きくなるでしょう。自分の体験談で語るノンフィクション系も手堅い内容ですし、自分に起きた不幸な出来事も漫画に変えていく強さを持ち合わせた人もこれからもっと現れると思います。
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成人向けの同人作家がアピールのために育てたXのアカウントが凍結された。様々なところに働きかけて広報活動費は40万ほどかかり、フォロワー13800人のアカウントになっていた。
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TwitterことXのポリシーは何かと変更されては、ユーザーに不評を買っている。仕様を変更しても不満を訴えたところで、結局元に戻すようなことはしない。一時期、Blueskyに移住する流れもあったけれど、それもどれほど動いたかは調べていないけれども、Xが静かになったのかというとそういうわけでもなく、結局メインストリームのSNSであるから、よそのSNSの影響力が脅かすほど出ない限りは望まない仕様変更も飲まざる得ないだろう。結局、運営という御上の沙汰が下ったときは潔く受け入れるしかない。
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Xの運営は凍結理由を教えてくれない。思いあたることをあげていくならば、業者の所業とみられたかもしれないという。ネットの広報活動としては正しいけれども、あからさまな業者の行動とAIが判断したのではと言う。後日凍結は解除されたとのこと。つぎ込んだお金は無駄にならずにすんだ。
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島中を歩いていると、目にとまったスペースに小さなコマがいくつか置いてあって、それらも形もシルエットも変わっている。触らせてもらって、回してみると素晴らしい回転力を見せて、その旋回は悠久の時を過ごしているようにも見えた。
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大会に使われるコマのレギュレーションは直径が20ミリ以下、材質は自由、交換は1度だけ、コマの変形は認められるが停止したら元のサイズに戻らなくてはならない。つまり、回転時は直径が大きくなる変形は認められている。
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様々な戦術を考えたコマが載っているが、防御型が主流と見受けられる。攻撃していくタイプは相手より自重が重くないと自滅する可能性が大きくなる。いかに土俵に居残るかが肝要なので、精密な設計から磨き抜いた製造技術で永久の回転を求めていく。
ずっと回り続けるコマをじっと見続けてしまうのは何かの癒やしの効果があるかもしれない。どこかに論文はないものか。
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見た目なんだかにぎやかなスペースだったので、見やってみると著者は最近狩猟免許を取得したそうな。
北海道在住で毎日のごはんをほのぼのと載せている。
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日常の食卓の空気感、調理にもほんの少しの工夫も見えて、親近感がわく。 フードロスの削減や朝食を作らず、自分の娯楽の時間を増やしている家庭も増えてきた。冷凍技術の向上により自ら料理を作るよりも企業が作る惣菜の種類も増えている。
料理を作ることは娯楽へと比重が傾いている昨今。毎日の家人の仕事という名目がグラデーションのように娯楽へと変わっていくだろう。毎日の「鮮度」のあるごはんは絶滅危惧種となったら、このような写真は文化史の一部になるのかもしれない。
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うっかりと、今回の新刊を手にできなかった。新刊は熊の糞の写真集とのこと。次回も参加していたら、ぜひ手にしてみようと思う。そのうち、熊撃ち達成する日が来るだろうか。熊と退治するのは相当怖そうだけど。
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米陸軍の野外教本を翻訳し、一冊の本にまとめたもの。身近なもので作れるので、万が一武装集団に遭遇したときに反撃手段として知識を持っておくのはきっと役に立つかもしれない。
願わくば、そんな状況にあいたくないけれど。
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ブービートラップは注意を怠った人が何でもないものに触れたり、通常なら安全である行為をしたことにより作動する巧妙に設置された危険物とのこと。ブービートラップは基本的に爆発物を使用するもので、日本ではそう簡単に手に入らない代物。でも、仕組みについて知的好奇心が湧いてくる。
このマニュアルは基本的な戦術の原則や指揮官の権限他、トラップを仕掛けるにもきちんと報告をするように求められている。一見煩わしいと思ってしまうけれど、設置したという情報を申し送りしなければ、情報を知らない味方が被弾する可能性があるわけで。
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このほかにも様々なシチュエーションに対応したブービートラップが収録されており、これぞブービートラップ大全とも言える。
また、ゲリラ戦で使われた限られた資材の中で制作した殺傷兵器の製造法も収録されており、いつか軍隊と一戦交える事態になったら、このような知識が役に立つだろう。願わくば、そんな事態がやってこないことを祈るばかりである。
ただ、知識として好奇心が刺激されるものであるし、創作する場合でもこのような資料はとても貴重な情報源であることは間違いない。こういった一見背筋が冷えてくるような知識が得られるのも同人誌の醍醐味である。
続きます。
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