結婚13年目のパートナーシップ
今年結婚13年目の私たち。
ご多分に漏れず、夫婦の危機は何度となく訪れました。
子育てと仕事の両立に苦戦し、仲間であるはずの夫婦なのに、敵同士のような会話しかできない状況になったことも。
夫に裏切られたこともあるし、私は他の人との恋愛を妄想して夫への興味を完全に失っていたことも。
夫の思いやりのない態度に、失望しか感じなかったことも。
子育てでイライラして、夫に全く笑顔を向けていなかったことも。
そんな私たちでしたが、今の夫婦関係は、過去最高を更新し続けています。
ここに到達するまでは長い道のりでした。
夫婦の危機を乗り越えようとするとき、「子どものため」とか「せっかく結婚した縁だから」とか理由を見つけて頑張っていました。
けれど、それだけでは結局同じことを繰り返すだけで、今の関係は築けなかったと思います。
経験して分かったこと。
夫婦関係を改善するには、
「夫婦のQOC(コミュニケーションの質)」がどれだけ良くなるか・・。
これに尽きます。
もちろん、夫婦のコミュニケーションは、これまでの長い年月の蓄積があり、簡単には変えられませんでした。
これまで何度も嫌な思いをしてきた結果、話をしても無駄、どうせ分かってもらえない、もう傷つきたくない、と心を閉ざす道を選んでいたからです。
そんな私たち夫婦に、転機が訪れたのは、私がコーチングを学んだことでした。
これまでの夫婦関係をゼロに戻す覚悟で、先ずはひたすら自分について、そして夫婦について、考え、向き合い続けたのです。
そして、そこから湧きあがった気持ちや希望を夫に伝えるところからスタートしました。
実は私の夫は、自分の中で起きている感情の変化に目を向けることも、想いを言語化することも、とても苦手。
そんな彼にとって、私の話はチンプンカンプンだっただろうし、「どう思う?」なんて言われても最初は「分からない」という言葉しか返って来なかったのも無理はありません。
でも、少しずつ、少しずつ、夫に届きやすい雰囲気を作り、言葉を選びながら、これまで考えてこなかったことに二人で目を向け、たくさん喜怒哀楽を経験し、お互い理解し合って、ようやく夫婦のコミュニケーションが充実し始め、「私たちらしい夫婦の在り方」が少し見えてきた気がします。
そう、何年もかけて、やっと少しです。
それくらい夫婦のパートナーシップは奥深い。
発展途上の私たちは、今が最高の形なのではなく、「過去最高を更新し続ける夫婦」という言葉の方がしっくりきます。
それでも、夫婦ってこんなに暖かくて、優しくて、居心地が良いものなのだ、と実感することができるようになったのは、大きな前進だと感じています。
そんな、日々の夫婦のパートナーシップでの気づきを、これから綴っていきたいなと思っています。