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夫ができる過保護の妻への対応5ステップ

はじめに

僕のカウンセリングに寄せられる悩みに、子育てに関する方針の違いに基づく悩みというものがあります。

方針の違いの中に、妻が過保護過ぎるというものがあります。

今回は、過保護な妻に対して、夫としてどう関わればいいのか、5ステップをご紹介します。

なお、過保護については、前々回、妻が過保護になる理由を、前回、過保護が子どもの成長に当たる影響をそれぞれ記事にしました。

今回の記事と合わせて読んでみてください。

過保護な妻へのアプローチ5ステップ

1.いきなり否定せず、妻の気持ちに寄り添う

「そんなに心配しなくていいよ」と言うと、妻は「あなたは育児の大変さをわかってない!」と反発しやすくなります。

なぜ過保護になっているのかを考えてみると、多くの場合、「子どもを守りたい」「ちゃんと育てたい」という気持ちからきています。

この不安を受け止めずに「大丈夫だから!」と言っても、妻の気持ちは変わりません。
まずは「子どもに対して色々不安に思うのは当然だよね」と共感することが大事です。

2.育児の「理想像」をすり合わせる

「子どもにどんなふうに育ってほしい?」と話し合うことが重要です。

「のびのび育ってほしい」「自立した子になってほしい」など、お互いの考えを共有しましょう。

例えば、「自立させたい」と考えているなら、「過保護だと自立の妨げになるかもね」と話し合うきっかけになります。

また、本や専門家の意見を一緒に見ることで、「過保護すぎると自立できなくなるって書いてあったよ」と第三者の意見を交えて話すと、妻も納得しやすくなります。

3.夫が「子どもに挑戦させる役割」になる

もし妻が心配しすぎて手を出しすぎるなら、夫が「挑戦させる役割」になるのも一つの方法です。

例えば、「公園で思い切り遊ばせる」「子どもが自分でやる機会を作る」といったことを意識してみましょう。

妻が手を出しそうなときも、「大丈夫、やらせてみよう!」とサポートすることが大切です。

「ママがいるときは慎重に、パパのときはチャレンジモード」というルールを作ることで、夫婦で子どもへの関わり方を分担し、バランスを取ることができます。

4.妻の負担を減らし、過保護の原因を取り除く

妻が「育児を全部やらなきゃ!」と思っていると、過保護になりやすくなります。

そこで、夫が家事や育児を積極的にサポートすることで、妻の負担を減らすことが過保護を減らすことにつながります。

例えば、

  • 「お風呂や寝かしつけをパパが担当する」

  • 「子どもの服をパパが選ぶ」

  • 「おでかけの準備をパパがする」

など、具体的に役割を持つことで、妻が「全部自分でやらなきゃ」というプレッシャーを感じにくくなります。

5.少しずつ「任せる経験」を増やす

妻に「手放す」経験をさせることも効果的です。

例えば、「今日はパパが子どもを一人で公園に連れて行くね!」といった機会を増やすことで、「任せても大丈夫かも」と妻の意識が変わります。

最初から「1日中任せる」のはハードルが高いので、まずは「30分だけ散歩」や「1時間だけ遊びに行く」など、短時間から始めると良いでしょう。

少しずつ「大丈夫かも」と思える体験を増やすことがポイントです。

やってはいけないNG対応

❌ 1. 「そんなに心配しなくていいよ」と軽く流す

妻の不安を無視すると、余計に過保護が強くなってしまいます。「大丈夫だよ」だけでは、妻は安心できません。

❌ 2. 「過保護すぎる!」と否定する、正論を振りかざす

妻は「私が悪いの?」と責められた気持ちになり、ますます頑なになってしまいます。ロジカルハラスメント(ロジハラ)に注意が必要です。

❌ 3. 「俺のやり方でやるから口出しするな」と突き放す

夫婦で協力して育児をすることが大切です。妻の考えも尊重しながら、少しずつバランスを変えていくことがベストです。

まとめ

育児に対する考え方が違うと、夫婦の間でストレスが生じやすくなります。

しかし、互いの気持ちを理解し、役割分担を工夫することで、よりスムーズに育児を進めることができます。

ぜひ、今回の内容を参考にして、夫婦で協力しながら育児を楽しんでください!


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