介護者の◯◯◯で、利用者さんの食事のADLが爆上ります。
どーも!GTO(特別養護老人ホームで介護職)です。
介護職の方々に向けて書いています(とはいえ、どなたでも役立つ内容です)
食事、排泄、歩行、車イスへの移乗、さまざまなシーンで関わってくるのは、利用者さんの自立度、いわゆるADLですよね。
日常生活動作を「ADL」と言いますが、
Activities of Daily Livingのことで、ADLのAはアクティビティー(動作)、DLはデイリーリビング(日常生活)の略で、日本語では「日常生活動作」と呼ばれています。
利用者さん本人にとって、日常生活動作(以下ADL)が低下して自立性が損なわれることは、とても辛いことです。
介護者としては、利用者さんのADLが出来る限り保たれる状態保持に努めたいものです。
さて表題の
「利用者さんの食事のADL爆上がり」
について。
答えはカンタン
介護者である貴方の思考を落としましょう
です。
どゆこと?
介護者は、食事介助のシーンでは、いろいろなことを実際、考えると思います。
どんなものがあるでしょうか?
以下は私が考えてしまっていたことです。
⚫︎もっと早く食べてくれ〜
⚫︎もっと早く飲み込んでくれ〜
⚫︎もっとスムーズに口を開けてくれ〜
⚫︎スピーディーに食べ終わらせたい
⚫︎食事量・水分量の目標値未達が気になる
⚫︎食事中によく寝てしまう…寝るな〜
などなど…
まぁ、本当に自分本位ですね(笑)
介護職としては、悪いとされる考えだと思います。
でも事実。そう思ってしまったのは事実。
もちろん、これはイカンイカン、良いとされる模範的な考え。理想的な考えをせねば!と真逆に改める機会も当然沢山ありました。
(模範的・理想的に傾いた考えをアレコレ書き記すのは省きます)
ひとつ、驚きのコトをハッキリ伝えます。
食事においては
介護者のこういった考えが、利用者さんのADLを下げているというコト。
それが自分本位側であっても、模範的側であっても、です。
私が体験したことですが
食事についての、こういった考えのアレコレが、介護者から無くなれば無くなるほど、利用者さんの食事のADLは上がっていきます。
本当ですよ!
私は体験しましたから!
これを読まれている貴方も是非お試しあれ!
私の体験を述べますね。
実際、わたしの職場でそれが起こっています。利用者さんの食事のADLが上がってしまうことが。勝手に起こっています。
利用者Aさんは、入院から戻られた時に食事介助してもほとんど食べられずの状態で看取り診断が出ていました。しかし今はご自身で十分量食事されていて体重も数キロ増えています。もはや全く看取りとは思えません。
また利用者Bさんは、入院中「食事は全介助」との記録でした。しかし戻られてから2日後には自力で全部食事され、今も同じです。
また利用者Cさんは、入院中に点滴が外せませんでした。お口に入れた食べ物が全く飲み込めない状態だったからです。看取り診断が出て病院から施設に戻って来られました。初日は確かに飲み込みが一切起こらずでした。しかし驚くことに翌日には食事を完食しています。
また利用者Dさんは、新規入所された頃は食後は何度かに一度は嘔吐してしまっていました。たくさん食べると嘔気が起こる。だから本人の意向で食事を途中でストップされていました。毎回満足量食べたいのを我慢して食事を残されていました。それがいつのまにか嘔吐は一切無くなり、それどころか前は食事の全介助でしたが今は毎回自力で完食されています。
事例は書くとキリがないのですが
わたしが「自分本位の考え」や「模範的・理想的な考え」に囚われながら食事介助していた時は、食事介助に大変時間のかかる利用者さんが4〜5人はいらっしゃったんです。しかも飲み込みに数分かかっていた方が何名もおられました。
お一人に30分以上かかることもあり、上記の通りに、いつも「早く飲み込んでくれよ」と思っていたんです。
仕組み通りです。
「早く飲み込んでくれよ」が存在するには「飲み込みに数分かかる利用者さん」が必要なのです
この世界の仕組みです。
「早く飲み込んでくれよ」が存在しなければ、、、利用者さんのそれも必要なくなるんです。
こんな簡単なことで、ガラッと変わってしまうのが本当なんです。
貴方の思考が、利用者さんのADLにとてつもなく影響していることを知ってほしいです。
これはこれからの介護の本流になってきますよ
この新次元思考テクノロジー
是非とも掴みに来てくださいね
こちらの著書で仕組みが明らかになっています。
本日もお読みくださりありがとうございます。