「ハッピーフライト」(2008)

飛行機モノにはなぜか興味を惹かれます。

『空飛ぶ広報室』しかり『TOKYOコントロール』然り『沈まぬ太陽』然り「123便」然り、、、

群像劇も大好きです。

ざっくりとしたあらすじは、とある事故でパニックに陥る飛行機をうまく着陸されられるのか、という映画。

とかく客室乗務員やパイロットに焦点が当たりがちな航空ドラマを、管制塔、グランドスタッフは勿論、整備場、OCC、乗客、スポッター、滑走路のパトロールさんまで活躍させるのがこの映画のすごいところ。

すべての場所が起承転結でつながっている構成によって、鉄の塊を十数時間数千マイル飛ばすのに関わる人の技術や苦労があることが改めてわかります。そんなに堅苦しい映画でもないけど。

見どころは、いくつかあります。

1.平岩紙が後ろでOKサインをするところ

2.田辺誠一がカニ飯を食べてしまい、気まずいところ

3.田中哲司が新人整備士を恫喝するところ

4.綾瀬はるかと吹石一恵が叫ぶ咆哮

5.綾瀬はるかと吹石一恵が唱える呪文

6.岸部一徳が一服するところ

咆哮の実際は、操縦士から”brace brace brace”の発声の後、「頭を伏せて 、head down」をひたすら叫び続ける模様。映画だと一瞬でしたが、実際の不時着時には大声で、接地後飛行機が停止するぐらいまで続けるみたい。

呪文は、「火災・障害物なし Automatic ドアオープン スライド膨らんでいる接地している 極端な傾斜なし 脱出!脱出!」といってるそうです。どうも緊急脱出用エアースロープのよう。

ガキンチョが憎くなる映画です。

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