「スウィング・キッズ」D.Oのタップダンスに魅了されて
「それだけが僕の世界」を観てから、また飽き足らず、「スウィング・キッズ」を観てしまう。
前日に半分まで観ていたので、続きから。
こういうパターンの場合、前半でイマイチ興味が持てず、そのまま観ずに終わってしまうことも多いのですが、今回はちょっと先が気になりまして。
主演のD.Oの魅力かとも思います。
D.OってEXOのメンバーということしか知らなくて、EXOについては詳しくないので、ほぼ初見、、、と思っていたら、「100日の郎君様」のド・ギョンスだったのですね。こちらもほかが忙しく、2話くらいで終わっているのですが、顔には覚えがありました。なぜ名前を使い分けるんだ?
BTSでもSUGAとユンギ、AgustDと使い分けがありますが、ミュージシャンとプライベート、プロデューサー。テテは「花郎」で俳優もしましたが、V名義でしたから、お仕事での使い分けはないようです。
EXOのときはD.Oで、俳優のときはド・ギョンスかと思いきや、「スウィング・キッズ」の出演者情報ではD.Oとなっているので、法則はなし?考えが変わってしまったのかな?
ストーリーは
南北戦争が関係していて、D.Oは北側の捕虜を演じているのだけれど、たしかこれが兵役後初めての映画出演だったと思いますが、どんな気持ちで演じていたのか。韓国人として複雑な役柄だったと思います。
南北に今もある政治的ないろいろは日本人の私には計り知れない重さがあり、想像することすらできません。
そのような題材でありながら、タップダンスが肝の作品なので、タップダンスのシーンが最大の魅力です。ダンスチームのメンバーはもちろん、チームのエースとされるロ・ギス役のD.Oのダンスがすばらしいんですよね。EXOで見せるダンスとは違うものなので、かなりの練習をしたんだとは思いますが、EXOでのダンス経験が下地にあってこそのタップダンスの習得技術、うまさなのかもしれません。
皆で踊るダンスシーンがこの映画の中で「少しの希望」となってくれるのですが、、、現実はそんなに甘くはないことをしっかりと見せつけられます。
こういう映画はのほほんと暮している日本人には理解し難いし、つらい話でしかないですが、今も北はミサイルを打ってきて、南北の緊張が続いていることは現実として知るべきことだと思います。
BTSのメンバーの兵役問題がたびたび話題になりますが、韓国の若者がなぜ兵役に就かなければならないのか、そういうことの答えがあるように思いました。
単純に、兵役に行ってほしくないとか、免除してあげてとか、他国から安易に言うべきではないし、彼らもその重要性を韓国人として幼少期から意識して暮らしているはずです。
いつかその日が来たら、「帰えりをお待ちしています」と静かに見送りたいと思います。
結局、映画の内容から想いはバンタンに着地してしまうのでした。
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