「それだけが僕の世界」で心洗われる
仕事が閑散期で1日で韓国の映画を2本見るという暇っぷり。
昼から「それだけが僕の世界」を観始めて、感動とともに1本目終了。
買い物や晩ご飯の支度を終え、家族はそれぞれの趣味や用事で帰ってこないから、まだまだ私の時間は続く。
「スウィング・キッズ」、前日に途中まで観ていたので、続きを観て、すっかり夜はふけました。
どちらも韓国色が強く、韓国の社会の背景や思想が感じられる深い作品でした。
韓ドラ鑑賞が日常なので、時間のあるときに韓国の映画にもチャレンジするのですが、やっぱり社会背景とか南北戦争とか、テーマが重いものは、平和ボケした私たち日本人にはちょっと理解しがたいものがあり、手に負えない感じがします。
だから、あまり観ないようにしているのですが、ネトフリでマッチ度が高くやけにおすすめしてくるし、「それだけが僕の世界」はイ・ビョンホン主演、「スウィング・キッズ」はEXOのD.O主演ということで興味があり、観ることにしました。
「それだけが僕の世界」
「ミスター・サンシャイン」のイ・ビョンホンがめちゃくちゃかっこよくて、オーラがすごかったんです。
今回は「元落ちぶれたボクサー」ということで、さすがの演技力、落ちぶれ感をうまいこと出しています。ちょっとおちゃめでコミカルなやり取りもあって、イ・ビョンホンの新しい面を見ることができるんですけれど、私はやっぱりかっこいいイ・ビョンホンのほうが好きですね。
イ・ビョンホンは安定的にいいとして、この映画は弟役のパク・ジョンミンありきです。
ピアノをどれだけ練習したんでしょうか。コンサートホールでのピアノ演奏は圧巻です!
ピアノは天才的だけれど、サヴァン症候群という難しい役柄。
自身もインタビューで答えていますが、
大げさ過ぎず、力を抜き過ぎず、嫌味なく演じていて上手だと思いました。例えば「フォレスト・ガンプ」などにも通じるような自分ではどうしようもなく、思うようにならない悲しいシーンもあるけれど、ある種特有の純粋さとユーモアで心がほっこりします。
それからオモニ役のユン・ヨジョンさん、現れるだけでじーんとしちゃうんですけれども、どこかで見たことあると思えば、「ユン食堂」のユンさんでした。最近では、「ミナリ」でアカデミー賞助演女優賞を取り、ユーモアのある英語での受賞スピーチが話題になりました。
それを知らずに観ていましたが、さすがの存在感で、演技に引き込まれるといいますか、最初に登場した瞬間に心をつかまれました。これは自分でもびっくりしました。
とにかく役者さんの力で魅せられる映画でした。
親子、兄弟、家族の愛に心が洗われる思いで観ました。
ストーリー的にはありがちな感動ストーリーではあるけれど、今、ストレスがたまる日々の中、おすすめしたい映画です。
ちょっと長くなってしまったので、「スウィング・キッズ」についてはまた次回ということで。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?