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君の成長は嬉しく、時に悲しい
娘が自力で四つん這いをするようになった。
うつ伏せの状態からぐぐぐっとムチムチの両腕で床を押し、顔を持ち上げ、胸、そしてお腹まで持ち上げて得意そうに母を見てくる。
拍手してあげるとますます得意げに、前後に揺れて見せてくれる。
同じくムチムチで中身がパンパンに詰まったなんじゃこりゃ大福のような顔が、心なしか重力でシュッと見える。
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最高に可愛い。可愛すぎて大福のマスコットキャラクターになれそうだなあなんて思いながら
スマホでその姿を連写する。
そろそろ生後半年。こんな風に日々出来ることが増えてくる一方で、もう2度と見られなくなった姿をたまに思い出す。
抱っこからそーっと布団に下ろそうとしてビクッと起き失敗するモロー反射、寝ている小さな手のひらに自分の人差し指を潜り込ませるとぎゅっと握り返してくれるあの感触、寝返りをして仰向けに戻れず私を呼ぶ声…。
全て「今日が最後だよ」と教えてくれればいいのに、そんな予兆もないままある日突然見られなくなる。
娘の成長は嬉しく、これから座り、立ち、自分で歩き、話し…という過程をそばで見守れるのは心から楽しみだけど、それは何かが見られなくなるのと同時。一抹の悲しさも胸によぎってしまう。
今、ここ、の娘の姿を目に焼き付けておきたいな。