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アイデアを世界と結びつける
人間は生きている限り、脳内に膨大なアイデアが生まれ続ける。にも拘わらず、実体化して、世の中に降り立つものはそのうちのごくわずかしかない。
それはなぜか。たいていの発想は凡庸で陳腐だから、というのは理由ではないと思う。なぜなら、世に降り立つために必要なのは「誰も見たことがないようなオリジナリティー」ではないからだ。
例えば、スーパーで紫色のきのこと黄色のイチゴがごはんに乗った弁当が売っていたら、買う人はいるだろうか。スーパーで買われるのは「多くの人が食べたいと思うような弁当」だ。それはある意味、他者視点のアイデア、と言い換えることもできる。私が思うに、アイデアの実体化に必要なのは「オリジナリティー」よりこの「他者視点」ではないかと思う。
これはスーパーのように生活に根差したビジネスの世界だけではなく、創作活動の世界でもまったく同じだ。作家が推敲し、映像作家が編集をするのは、自分の作り上げた世界を他者視点で分析するためだ。それをすることで自分の脳内で作り上げた世界が、他者の世界と結びついていく。その結びつきがなければ、創作を仕事にするのは難しいだろう。
私が創作を始めて気づいたのは、自分の中の「他者視点」の欠落だ。自分にとって当たり前の認識が他者にとってはそうではない。やればやるほど、その問題にぶち当たる。それを自分だけで治していくのははっきりいってかなり難しい。だからこそ、「アイデアを形にする教室」に入って良かったと思う。自分のアイデアと他者の世界を結びつけるために何が必要なのか。学びながら、コツコツ続けていきたい。
アイデアが生まれても、それをどう世の中に降ろせばいいか。悩むすべての方におすすめです。
https://yakan-hiko.com/meeting/idea/
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