初恋が教えてくれたJリーグというプレゼント
田中達也って選手がかっこいい!
当時中学生の自分が初恋の女の子から聞いた言葉だ
当時2003年の秋の出来事である
あれから19年、未だに人生を変えたあの日のことを覚えている
今日はJリーグの日にちなんで、そんな自分の初恋とJリーグとの出会いについて語っていこうと思う
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当時の自分は野球が大好きで小学生のころからソフトボールチームに所属して白球を追いかけていた
家に帰ると当時は毎日放送されていた巨人戦のナイター中継を見て、大好きな巨人を応援する
中学生の途中まで野球をしていて途中で辞めることとなったがそれでも野球が好きだった
そう、時は2003年
前年には日韓ワールドカップが行われ、自分も興味本位で見ていたが、そこでサッカー狂になることはなく、やっぱり自分の中では野球だった
しかし、である
初恋の女の子が田中達也なる選手を好いているということは自分にとっての恋敵だったわけで、そんな奴がどんな人間なのか見る必要がある
それから数週間後、鹿島アントラーズというチームが田中達也が所属する浦和レッズと試合をするという話と、それがテレビで放送されるということを知ったのは運命だったんだろうと今となっては思う
そう、2003年ナビスコカップ決勝の試合
当時、長崎に住んでいた自分にとってサッカーといえば国見高校でありサッカーを見るのは冬の高校サッカー選手権ぐらいだった
当時はV・ファーレン長崎というチームはまだなく、高校サッカーに熱狂する県民はいてもJリーグに興味をもっている人は少なかった
話は戻る
ようやく恋敵を直接目で見ることができると
どんな人間なのかこの目で見てやろうと
そしてこの試合を見た感想を好きな女の子と共有することで話をするきっかけにしてやろうという下心とスケベ心と
そんな気持ちで迎えたナビスコカップ決勝
テレビに映し出されたのは…熱狂する赤い集団
鹿島の赤とはまた違う、野太い赤い集団
なんだこれは
サポーターという言葉は聞いたことがある
が、それがこんなに迫力のあるものとは思わなかった
いや、知らなかったのだ
テレビに映し出される浦和レッズサポーターに目も耳もすべての神経、感覚を奪われた
そして試合が始まると今度は選手に視線を奪われる
エメルソン
この男が自分を浦和レッズに引き込む決定打となった
当時のサッカーは戦術というものはあっても今ほど小難しいことをしておらず、むしろシンプルだからこそそのスピードと個の力が際立ち、魅了された
わかりやすい凄さ
それがエメルソンだった
そして恋敵はというとこちらもテクニックと走力で魅せるのだ
そう、小学生、中学生の頃の女子はというととりあえず足が速い女の子が好きだったと思う
それと同じなのか、と
ならエメルソンでもいいじゃないかと思ったが、思い出したのがFC東京の石川直宏も好きだと言っていた
やはり女子は足が速い男が好きなのだ
そして危うく自分はFC東京のサポーターとしてユルネバを歌っていた可能性もあるのだ
あの時、鹿島の相手が浦和でよかったと今は思う
結果として浦和レッズは優勝
ここから自分の浦和レッズサポーターとしての人生は始まる
そしてJリーグそのもののサポーターとなったのだ
ちなみに中学卒業制作では、彫刻刀で版画にエメルソンを彫ったことを覚えている
周りがドラえもんやV6のメンバーを彫るなか、自分はサッカーダイジェストに載っているエメルソンをモデルに黙々と黒人を彫っていたのだ
何がきっかけで人生に影響を与える出会いとなるかわからないと思う
今、こうしてYouTubeにサッカー動画をアップするようになり、今の自分の生活の一部は初恋の女の子がくれたもので、それは長い年月をつないでいる
ありがとう、初恋の人
振られてしまったけど、その置き土産にJリーグを、浦和レッズを教えてくれてありがとう
これからもJリーグと共に人生を歩むのである