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南インド パンチャカルマ体験 4

念願だったアーユルヴェーダのパンチャカルマ体験記(20日間)

アーユルヴェーダのトリートメント

なかなかトリートメントに辿り着いてませんでしたが、いよいよ本題です。風邪ひきから始まったので、当初はその治療に専念しました。

コフシロップなどの投薬、胸にカンファーのバーム、お顔にララパ レーパムというフェイスパックで数日過ごしました。このフェイスパックは30種類以上のハーブ粉末を水で溶いたものだそう、クローブの様なすっきりとした香りがして文字通り頭部周辺がスッキリします。

コフシロップ、バーム、なにやら練り薬(舐め剤)、Lalata lepam 楽しそう

とてもリラックスするので、風邪の進行を抑えてくれました。こんな時は焦らずリラックスが重要ですね。

ELAKIZHI  エラキジ:ハーブボールでオイルマッサージ

未だ風邪の症状のあまり無い時に、ハーブボールでオイルマッサージをうけました。頭にはなにやら薬のお団子を乗せて布で覆い、2人がかりでオイルを体にポンポンと染み込ませていきます。ハーブオイルは温めてあり、冷めると交換します。なので温め係も含めて3人がかりです。

ハーブボールと頭に乗せるお団子、ハーブ、手練れのセラピスト

トリートメントを受ける時はもちろん、裸にその場で布を裂いて作った褌のみです。初めは恥ずかしいけれどすぐに慣れます。

ベッドは一枚板(薬木:ニームかな)、ちょっと硬いのが難点です。横向きの時には踵の骨が当たる部分にスポンジを挟んでくれます。

TAILAM + KASHAYA DHARA オイルとカシャーヤダーラー

後半、体に未だ咳が残っていたので、オイルトリートメントではなく(カパが上がってしまうので)カシャーヤダーラーを受けました。

最初にオイルを軽く体に塗ってから、温めた煎じ液(ダシャムラ+トリパラ)の薬液を金色の急須の様なもので止めどもなく体全体に流しかけていきます。毛穴から成分が染み込んでいくそうです。

煎じ液を流し係2名、温め係1名の3人がかりの作業です。ありがとうございます。

重厚感あふれる 1枚板(薬木)のベッドです。薬液(カシャーヤ)はこの3倍分あります。

筋肉に強度を与え、体の若返りと活力を与え、関節炎、こわばり、痺れ、腫れ、皮膚、関節、軟組織、ヴァータ(वात vata)、カパ(कफ kapha)、ラクタ(रक्‍त rakta 血液)の病的状態を鎮める。消化の火の正常性、オージャス(ओजस् ojas 生命素)の安定にも良いそうです。気管支炎、咳、抗炎症作用もあるとか、その時の私にまさにぴったりでした。

カシャーヤダーラー9日間の結果!

なんと!あちこちの関節の痛みが見事に無くなり、股関節の開きが左右不揃いだったのが、元通り正常になりました。これらの問題は今回の主要なものだったので、来た甲斐があったとはこのことです。アーユルヴェーダお見事です。ドクターの見立ても素晴らしかったです。

最初は「何?こんな泥水かけちゃって、爪の間が黒くなちゃったわ」なんて思ってしまい、「すみません!」素晴らしいトリートメントでした。

長くなったので続きは次回に、


帰国後も体の調子の良さは続いています。
例年秋は関節痛の始まりでびくびくしてましたが、今年は笑って過ごしています。

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