ラーガチキツァーとは音楽療法/ミュージックセラピーのこと
アーユルヴェーダでは音はあらゆる存在の基盤とされています。
五大元素(空、風、火、水、地)の空は触れることができません。
空には音が存在していて、音が移動するためには空間が必要なのです。
そしてその音は、私たちの意識に共鳴する微かな振動だと言われています。
アーユルヴェーダではこのような音を利用して、さまざまなやり方で、
この「振動」を動かし体を癒していきます。
五大元素:パンチャ・マハーブータ(पंचमहाभूत)とは
物質を構成する5つの要素のことです。私たちの体もこの世界全体もこの5つの要素の組み合わせでできています。
上の図のように五大元素と五感と3つの体質(トリ・ドーシャ(त्रिदोष))が関連付けられています。
音で体の調子を整える
細胞内に含まれている原子の揺らぎ、心臓の鼓動、惑星のリズムなど、そのそれぞれが微量ですが、深淵な影響を人生に及ぼします。種々様々なこれらの振動が「同調」しなくなり、その結果「不調和」が病気の種を蒔いてしまうのです。
なのでその「不調和」を修正するために、音の振動(癒しの音)を利用します。特に選ばれた音を利用することで、細胞内の乱れた音の連なりを修復し、再び細胞レベルから人体を調和させようとしてくれます。
癒しの音
アーユルヴェーダでは数千年という長い歴史から様々な癒しの音が推奨されています。
原初音瞑想、オームカーラ、ジャパ瞑想、ソーハム瞑想、マントラ斉唱などいろいろあります。また心地よい自然の音も私達を癒してくれます。
音楽療法
自然のバランスを取り戻すメロディーというのがあるそうです。
「ラーガ チキツァー(राग चिकित्सा)/音楽セラピー」と言われますす。
インドではシタール(सितार)による音楽療法があります。Dr.チャンドラカント・サラデシュムク先生(1955-2011)が有名で、今でもCDを手に入れることができるようです。Celebration インドっぽいのが好きな方へお勧めです(微笑)
静かで、ゆっくりとしたテンポのクラシック音楽などは血圧を下げるのに効果があるそう。
自分の心を鎮めてくれる音楽を探して聴いてみてくださいませ。
お勧めを一つ
自律神経を整える・ストレスから解放され心地よい眠りへと導く瞑想音楽 ~ CAKRA MEDITATION
※参考資料:パーフェクト・ヘルス ディーパック・チョプラ博士より
ほかにも!
マントラやジャパ瞑想、チャクラ瞑想も音による『最高の実践』として推奨されています。お試しくださいませ。
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