アーユルヴェーダ的カラダの構成要素
7つの構成要素(サプタダートゥ(सप्त धातु [sapta dhātu]))
アーユルヴェーダ(आयुर्वेद[āyurveda])では私たちの身体は7つの構成要素(サプタダートゥ सप्त धातु[sapta dhātu])で成立つと言われています。毎日食べる食物は一度口に入ってから消化の火(アグニ(अग्नि [agni]))によって消化、代謝され順番に7つの組織を作っていきます。途中粘液や分泌物、不純物(マラ मल[mala]))を排出しながら、うまく巡れば最終的に生命素(オージャス(ओजस् [ojas]))となって私たちを輝かせてくれます。
では、順番に見てみましょう。
①体液(血漿・リンパ液)・ラサ(रस[rasa])
②血液・・・・・・・・・・ラクタ(रक्त[rakta])
③筋肉組織・・・・・・・・マーンサ(मांस[māṃsa])
④脂肪組織・・・・・・・・メーダ(मेद[meda])
⑤骨組織・・・・・・・・・アスティ(अस्थि[asthi])
⑥骨髄、神経組織・・・・・マッジャー(मज्जा[majjā])
⑦生殖組織・・・・・・・・シュックラ(शुक्र[śukra])
○3つの身体の不純物・・トリマラ(त्रिमल[trimala])
・便・・・・・・・・・・ピータ(पीठ[pīṭha])
・尿・・・・・・・・・・ムートラ(मूत्र[mūtra])
・汗・・・・・・・・・・スヴェーダ(स्वेद[sveda])
ダートゥが作られる過程で生成 されるのがトリマラです。これらの老廃物は重要で、マラ自体も身体を維持する要素として考えられています。
○オージャス(ओजस् )生命素・・ダートゥが上手く造られた時のエッセンス
元気、エネルギー、幸福感、やる気、免疫力、皮膚の色艶、輝き、後光の素でもあります。8番目のダートゥとも言われています。
私たちが健康でいられるためには、これら7つのダートゥ(धातु[dhātu])の澱みない形成を維持し、3つの性質(トリドーシャ त्रिदोष[tridoṣa])のバランスをとることが重要なのです。
健康維持と生命力のために
基本は消化の火(アグニ अग्नि [agni])を整えることです。
・新鮮な食材を調理し、できればその日の内に食します。
・調理する人も、食べる側も幸せであればなお良しです。
(怒って調理したり、泣きながら食べたりしては身体の滋養となりません)
・時間がたったもの(レトルト食品や缶詰などの加工品)、再加熱品はなるべく避けます。(とはいえ、そういったものに頼らざるを得ない場面では臨機応変でお願いします。)
心の健全さ
なによりも心の純粋さ、健全であることが幸福感となり身体の健全さを支えてくれます。
ストレスのない生活(非暴力、正直、足るを知るなど)を心がけ、
自分を大切に、周りの人に親切に、社会に貢献できることが望まれます。
感想
なかなか思ったようにはいかず、食べすぎて苦しくなったり、口内炎ができたりな日々ですが、、、マインドの健全さを保つよう心がけていきたいものです。みんなも私もガンバレ!(笑)