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韓国「戒厳令」問題を巡る疑問

当初、寝耳に水状態でしたが、次第に報道により明らかになってきました。
まだ、分からない点が山ほどあります。

1.韓国情報機関の存在
ニュースに殆ど登場しませんが、情報機関の意向は、時には、大統領・政府を凌駕するものかと思います。もし、報道通り、「殿のご乱心」だったとしたら、情報機関の力が地に落ちたと言わざるをえませんが、そんなことがあるとは思えません。とすると、韓国情報機関が、今回の「戒厳令」に果たした役割は何だったのでしょうか?

2.米国の承認
「戒厳令」は、相当ヤバイ状況下で、最後の最後の切り札の筈だと思いますが、そんな大事件に米国の認識・判断は全く介在していないのでしょうか?大統領府に、情報機関同様に、米国も相当コミットしている筈ですが、その認識・判断を「戒厳令」派は伺いもしなかったのでしょうか?
もし、そうだとしたら、逮捕以前に精神病院送りのレベルだと思います。それ程、ひとことで言って『稚拙』です。稚拙過ぎます!
疑問なのは、果たしてそうなのだろうか?
そんな「大統領」を選出したのも、韓国の「民主主義」なのではないでしょうか?

3.市民の力の大きさ
バラエティニュースの某コメンテーター(某大学教授・韓国政治専門)が、あれ程の市民の結集を過小評価する発言がありましたが、果たしてそうでしょうか?確かに、野党議員たちが「たまたま」近くでミーティングしていたようで、いち早く国会議事堂に到着したことは「極めてラッキー」と言わざるを得ませんが、もし、市民が、何処かの国のように、「ほぼ」無関心だったら、こういう結末になったでしょうか。
やはり、韓国には、全国統一の労組・民主労総他、環境運動連合など、全国規模の社会運動組織があるのが、今回いち早く議事堂に結集した大きな要因かと思います。

4.日本でもし・・・
「緊急事態条項」が俎上に上がってますが、もし、日本で同様の状況になった時、全国統一の労組・総評もなにもない状況下で(連合は論外でしょう)、韓国ほど、市民の力は発揮できないのではないでしょうか。緊急事態条項が、如何に危険か、それこそが、今回の韓国の「戒厳令」事件から日本人が学ぶべきことかと思います。決して他人ごとではありません。他山の石にしなければ、と思います。
11.Dec.24 あまりにもあいまいな-レジリエンシ

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