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「ギリシア哲学30講人類の原初の思索から-「存在の故郷」を求めて」日下部吉信著

Kindle で、何回も読み返している本があります。
「ギリシア哲学30講人類の原初の思索から-「存在の故郷」を求めて」日下部吉信著(上)(下) 
この 本も名著です! 

前回の井上忠の「パルメニデス」と、この日下部吉信氏の2冊は、現代に生きる哲学徒にとって必読書だと思います。
ここでは、敢えて、引用することは控えます。

現代の渾沌とした世界を理解したいと思ってますが、それに強く貢献するのが、ソクラテス以前の初期ギリシア哲学者たちの思想であるというのが、両者のメッセージであるかと思います・・。

古典を学ぶことの意義について、いろんな意見があるかと思いますが、現代に生きるわたしたち、わたしの「生」に、がっつりかかわってくるからというのが、私の意見です。しかも、表層でなく、その根源にこそ強くかかわってくるということです。「教養」とかといった生ぬるいことばではなく。

たぶん、「哲『学』」というのではないことは明らかです。この訳語は、致命的な「誤訳」です。言語の恣意性故、プラグマティックには「哲学」と言わざるをえないのでしょうが、其れ故にこそ、「哲学」は、これからも、まったく誤解され続けていくのでしょう。
#日下部吉信

5.Nov.24 あまりにもあいまいな-レジリエンシ


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