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3日間の台湾高鐵乗り放題周遊券、完全攻略ガイド!-台湾旅行をもっと楽しく-

「連続した3日間なら台湾高速鉄道(高鐵)が乗り放題!」という、とってもお得な周遊券を発見。すぐに予約して、旅程を組みました。8,500円前後で桃園・台北・台中・台南・高雄などなどが回り放題。台北以外の都市にも行ってみたい人には超おススメ。実際に使ってみて困ったところ、気を付けるべきところがあったので、本記事を作成しました!台湾旅行をお得に楽しむための周遊券完全ガイド、になれば嬉しいです。窓口で使える中国語のセリフも紹介しているから、参考にしてみてくださいね!

※本記事は現時点での実情と異なる場合があるので、参考程度にご利用くださいませ。


1. はじめに:台湾高鐵周遊券とは?

台湾高鐵(台湾高速鉄道)は、台湾の主要都市をつなぐ新幹線のような高速鉄道です。外国籍向けに販売されている「3日間乗り放題周遊券」は、連続した3日間高鐵に乗り放題で、指定席(席は選べない)を事前予約できる便利なチケットです。

値段は大人2,200台湾ドル。桃園から高雄までの片道予約で2,200台湾ドルだから、それ以上の旅程があるのであれば断然お得になる計算です。
☞つまり、桃園と高雄を往復するような旅程を組んでいる場合は周遊券を購入した方がお得です。

※ちなみに、周遊券の種類にはほかにも「7日間のうち、指定の2日間乗り放題」というのもあるようです。でも。連続三日間の周遊券よりも高い。どゆこと。

私はKlookで割引後の8,934円で購入。8,934円で3日間新幹線に乗り放題でした。えぐい。※2025/03/04時点だと、8,282円で買えるよ!

2. 周遊券の購入方法と事前準備

まず購入から利用までのフローは、台湾鉄道公式の情報を参照。ただ、見にくいし、分かりにくいので私の手順を紹介しますね。

https://pass.thsrc.com.tw/oatsb2c/home.do?G=4

私は「➀代理店にて購入」→「②ネットで引き換え・列車指定」→「③現地で周遊券受け取り」→「④乗車」という手順で実施。以下では「①代理店にて購入」、「②ネットで引き換え・列車指定」を説明します!

【➀代理店にて購入】

周遊券は「Klook」や「KKday」などの旅行サイト(代理店)、または台湾高鐵公式サイトから購入できます。私はKlookで購入。2025/03/04現時点なら、8,282円で買えてしまうよ!連続3日間乗り放題だよ!安すぎるよ。

※小技:ブラウザで開くときは、シークレットモードで開くと安い値段で出てくる時がありますよ。
※ちなみにKlookは私が勝手に紹介しているだけなので広告記事じゃないです。

■KLOOK公式の購入サイト:https://www.klook.com/ja/activity/808-thsr-unlimited-rail-pass-2-3-5-day/

※KlookやKKdayでは割引価格で購入できることが多いため、お得に手に入れたい方にはおすすめ。あくまで代理店であることのリスクも承知する必要あり。

※参考:「購入時に利用開始日を決める必要があるのか」は「NO」が答え。Klook経由の場合しか経験してないけど、Klookであれば購入時に利用開始日の予定は入力する必要はあったけど、あくまで「予定日」としての登録でした。Klookで「バウチャー」を購入して、購入から89日以内に利用開始日を設定しました。たぶん実際の利用開始日が本格的に有効になるのは、後で説明する「Redeem」をしたタイミング、もしくは、予約した列車が発車する30分前のタイミングなんじゃないかな。

【②ネットで引き換え・列車指定】

まず「引き換え」ってのが分かりにくい。これはバウチャーを適用することだと理解しています。代理店や公式サイトで権利を買って、それを有効にすることを「引き換え」と呼んでいる認識実際に周遊券(紙)をゲットするのは現地の高鐵駅の窓口のみです。(多分。ネット経由でゲットする方法があるなら教えてください。多分ない。)それから公式サイトには「座席指定」と書いてあるけど、私が認識している限り不可。席は選べないが列車は空いていれば自由に選べる設計であるはず。まぁ座席選べなくても、乗車時間は短いし、こんだけお得なら良いでしょう!※乗車時間目安:台北から台中、台中から高雄はそれぞれだいたい50分ぐらい。

バウチャーの適用方法は、バウチャー内に含まれる「Redeem Code」をコピーして、台湾高鐵公式の「Manage」の箇所で適用すれば終わり。詳細は公式の説明を確認ください。ただ、わかりやすく説明するため、以下では一部写真を使いながら、手順を細かく説明しますね!

私はKlookで発行したので、Klookでバウチャーを購入した場合を基軸に説明しますね。KlookのRedeem Codeの記載はたぶんメールにも飛んでくるけど、サイト上での見方を説明します。(PC画面)

【KlookでのRedeem Codeの確認手順】:「Klook公式でログイン」→「予約をクリック」→「台湾周遊券をクリック」→「バウチャーを表示をクリック」→「バウチャー中段にある【確定内容】に含まれるRedeem Codeが大事なコードなので控える」

➀履歴から周遊券を選択
②「バウチャーを表示」をクリック
③画面中段、確定内容の「Redeem Code」を控える。バウチャーコードじゃないよ!

【Redeem Codeの適用方法】:「台湾高鐵の公式サイトにアクセス」→「右上にある【Manage】をクリック」→「Sign in with redeem codeを選択」→先ほど控えたRedeem Codeとパスポート番号を入力」→「最後にセキュリティの文字列を入力して Send」→「表示される支払い済みの自分の情報の右上のチェックボックスにチェックを入れる」→「画面中段のRedeemボタンを押す」→「自身が求める利用開始日を設定する」→「確定」で完了。

Redeem Codeとパスポート番号、画像に表示される文字列を入れてSendする
スクショ忘れのため画面再現。こんな感じで表示されるから、該当の情報にチェックを入れて、Redeemを押す。そのあと、利用開始日を設定して完了!※Redeemが完了すると「Redeem」のボタンが、「Reserve(予約)」に切り替わります。

【列車指定の手順】:「該当の情報にチェックを入れる」→「Reserveボタンを押す」→「乗車駅と降車駅、各時間を設定して列車を検索する」→「乗りたい列車にチェックを入れる」→「Confirmを押す」で完了!

ちなみに、公式サイトの説明によるとオンライン上では5つ分の列車のみ予約可能とのこと。それ以上の予約の場合は窓口でのやりとりが必要になるそうです。私はやったことないので分からない。

※参考:列車を調べるのはManage上よりも、「時刻表と運賃の検索」上で行うのがお勧め。理由は、操作性が良いし、見やすいから。先に「時刻表と運賃の検索」上で調べて、列車のあたりをつけてから、Manage画面に進み、列車の予約を実施するのがお勧めよ。「台湾高鐵 列車 検索」の検索で出てくるよ。

検索の例。ポンポン検索するなら「時刻表と運賃の検索」がお勧め。

なお、公式情報によると、周遊券発行後の予約変更・キャンセルは1回のみ可能で、返金不可となります。事前準備をしっかりしておきましょう!

3. 周遊券の受け取り方と初回乗車の流れ

【③現地で周遊券受け取り】

サイトには「乗車券の受け取り」と書いてありますが、これは切符ではなく「周遊券」のことを表しています。一度周遊券をゲットできれば、そこに載っている列車に乗ることが出来ます。別途切符を発行してもらう必要はありません。

それで、周遊券の受け取り方を説明します。結論、現地の高鐵駅窓口に行って、パスポートを片手に外国人であることをアピールしながら、「周遊券の交換がしたいです!」と伝えればOKです。窓口の方もなれているので、必要なものや確認をしてくれます。強面の人も結構優しいから安心して!そして、こんな時に使える簡単な中国語を教えましょう!(最低限伝わるサバイバル中国語。)

(スマホで周遊券のページを見せながら……)
你好!我想要這個! Nǐ hǎo ! Wǒ xiǎngyào zhèige
(ニィハオ!ウォ シァンヤオ ジェイゴ)
-Hi! これが欲しいです!

※私は「你好,我是外國遊客。請問可以在這裡領取周遊券嗎?」等と言った記憶があります。これが言えるなら自然なので、チャレンジしてみても良いです!「周遊券」は「zhōuyóuquàn」と発音しますよ!

中国語に挑戦するのは難しいということであれば、事前にGoogle翻訳等で伝えたいことを記載しておきましょう!

その後、駅員さんから「予約してるよね?」とか「どの列車乗るの?」とか聞かれるはずですが、Manageの画面を駅員さんに見せれば理解してくれるはず。最終的にはパスポート(とManage画面)の提示で、周遊券(紙製カード)を発行してもらえます。そして、周遊券のカードにオンラインで予約済みの列車が示されたシールを貼ってくれます。こんな感じ。あとは時間まで待って乗るだけ!

周遊券ゲット!乗る列車が印刷されたシールを貼ってくれる。

※周遊券は高鐵の各主要駅の窓口で受け取れるはずですが、事前に公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

【④乗車方法】

「『あとは乗るだけ!』とは言っても乗り方が分からないのよ。」という声が聞こえました。解説します!

まず、台湾高鐵では安全検査(セキュリティチェック)などは特段発生しないので、日本の新幹線や普通の電車に乗るような感覚で、ふらっと駅に向かって大丈夫です。「30分前についてないと乗れない!」ってことはないはず。「その列車に間に合えば問題ない」そんな感じだと思います。といっても、5分前にはプラットフォームに居るのがよいでしょう。

そして、大事なのが改札でのやりとり。周遊券を使う場合には、改札近くの駅員さんに「周遊券を使いたいです!」と伝えて、手動で改札をあけてもらう必要があります。なので、はじめて利用する場合は15分前には改札前についておくと安心でしょう。伝え方は簡単で「周遊券を手に持って、駅員さんに見せるだけ」でいけます。ほとんどの駅員さんが周遊券の存在を知っているうえ、もっているのは外国人のみなので優しく対応してくれます。もし中国語を話してみたいなら、サバイバル中国語を一言言ってみましょう。(※相手に察してもらうような言い方なので適切とは言えない表現。)

(周遊券を手に持ったまま……)
你好!這個…… (Nǐ hǎo ! Zhèige)
(ニィハオ!ジェイゴ……)
-Hi!これ……

※私は5回中5回、周遊券を見せるだけで駅員さんがすぐ察してくれ、周遊券の中身を確認してくれて、中にいれてくれました。そんなに心配しなくて大丈夫!なはず!

4. 実体験に基づく周遊券の活用方法

私は、当初、桃園 → 台中、台中 → 高雄、高雄 → 台北という旅程計画を立てて利用しました。ただ、旅行の途中で高雄から台中に向かう必要がでてきたため、高雄に着いてから高雄から台北に戻る予定をキャンセルして、高雄 → 台中、台中 → 台北という二つの列車を新規予約。これだけ色々移動しても9,000円かからないのだからお得すぎる。

注意:周遊券発行後のキャンセルと変更は、高鐵窓口でのみ実施可能。周遊券を一度発行してしまうと、オンラインでの変更はできなくなるので注意ください。

※予約変更後は、新たなシールを発行してもらえます。すでに乗車済みの列車も含め、最新の予約状況が反映されます。場所によってはシールの手書き修正対応もあるようですね。

5. 窓口での予約変更・キャンセルの手順

「じゃあ、どうやって窓口で予約の変更やキャンセルの依頼をすればいいの?」

お悩みにおこたえします。まず注意としては、変更やキャンセルは発行後1回のみのようで、出発30分前までの対応とのことです。当然ながら、変更後の旅程も、周遊券の最初の利用日から3日間の利用期間内に収める必要があります。そのうえで……

まずはキャンセルしたい列車番号を控えます。それから、予約したい列車番号を控えます。列車番号は、列車検索ページに書いてあります。

列車番号の確かめ方

そして、窓口で予約変更かキャンセルをしたいことを伝えます。そのときは、以下の中国語フレーズを覚えておくと便利です!

(変更したい列車を手で差しながら)
予約を変更したいです
→「我想改預約 (Wǒ xiǎng gǎi yùyuē)」
(ウォ シァン ガイ ユーユエ)

⇒伝えたあとに、変えたい列車番号を見せれば対応してくれると思います。

(キャンセルしたい列車を手で差しながら)
これをキャンセルしたいです
→「我想取消這個 (Wǒ xiǎng qǔxiāo zhèige)」
(ウォ シァン チュシャオ ジェイゴ)

⇒キャンセルのみの場合、もしかしたら「え?変わりの列車はとらなくていいの?」と言われるかもしれません。そのときは頑張ってください!「ん〜、不用! (Búyòng!:ブーヨン!)」と言えば、必要ないことは伝えられます。 

※窓口は24時間やっている訳では無いから、窓口が何時までやっているか調べてから行くようにしてくださいね!「〇〇高鐵駅 窓口 時間」で検索できますよ!

6. 周遊券のメリット・デメリット(GPTさんによるまとめ)

メリット

  • お得な価格で高鐵乗り放題

  • 変更・キャンセルが柔軟(窓口で1回のみの対応らしいけど)

  • 言語ができなくてもスタッフが親切に対応(?)

デメリット

  • 自動改札を通れず、毎回スタッフ対応が必要

  • 周遊券受け取り後はオンラインでの予約・変更が不可になり、窓口での手続きが必要

  • 列車のクラスは指定席のみで、座席の選択は不可(窓側・通路側などは自動割り当てのはず)

  • 変更・キャンセルは1回のみ、周遊券利用開始後の返金は不可らしい

  • 桃園から高雄への片道のみの利用なら元が取れない可能性あり。

7. 初めて台湾高鐵を利用する旅行者が知りたいQ&A (GPTさんとの対話履歴)

ここでは、初めて台湾高鐵周遊券を使う人が疑問に思いそうなことを解決します!

  • 周遊券は1人1枚必要? → はい、グループ利用は不可で、1人1枚必要です。

  • 繁忙期でも席は取れる? → 周遊券受け取り前ならオンライン予約可能なので、繁忙期は頃合いをみて早めに予約しましょう!(各列車の予約可能タイミングは公式サイトを参照ください。半年後の列車とか、遠い未来の列車は予約できないよ。)

  • 高鐵駅と市内中心地(メイン駅)とのアクセスは? → メインの鉄道駅と高鐵駅が30,40分ほど離れていることがあるのでご注意ください。台北駅ならすぐ隣に高鉄駅があるんだけどね。台中はとくに曲者。高鐵台中駅から台中火車駅まで、公共交通機関なら待ち時間合わせて40分ほどかかります。台中は急ぎであればタクシーがいいかなと思います。(Uberで約25分、約360台湾ドル、ちょっと高い。)。高雄は地下鉄で20分ぐらいだからあまり苦労しないかも。桃園空港から高鐵桃園駅も割と近いし、電車数も多いので気楽に利用できます。あと、高鐵桃園駅近くにショッピングモールもあるので早めについてお買い物もオススメです。

8. まとめ:台湾高鐵の周遊券でお得に、より楽しい旅を!

結論、周遊券を利用してめっちゃよかったです。このお得なチケットを基軸に旅程を立ててみると、新しい台湾の発見ができるかも。おすすめです。台湾に3,4回行ったことがあるひとはもちろん、はじめて行く人で時間に余裕があるなら、ぜひ検討してみてください!おわり!(次回は男の台湾一人旅、おすすめのホテルを紹介します。Xとnoteをフォローしてお待ちください。)

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