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【2024年11月最新】中国観光ビザの取得方法と実際の待ち時間及び待ち時間短縮の裏技!(一部提出物の画像付)

「中国行きたーい!でも、ビザ申請むずかしそう……」「中国に初めていくけど何を準備すればいいんだろう?」「ビザ申請って待ち時間めっちゃ長いけど、裏技ないの?」といった方向けの記事です。この記事では、本当に申請に必要な書類や、実際の待ち時間、そして少しでも早く手続きを済ませるための「裏技」を紹介します!※ホテル予約票とフライト予約票の画像もあるよー

※以下ではビザセンター=東京の中国ビザセンターとして記載していきます。
※取得した実績はすべて1回のみの観光ビザです。


1. 中国のビザを取得する理由

まず、トランジットビザ免除という制度を知ることから観光ビザ取得の道がはじまっております。中国は一部の国からの渡航者に対してトランジットビザ免除という制度を設けています。

(GPT先生より:) 中国のトランジットビザ免除制度は、指定された都市において、第三国へ向かうことが確認できる旅行者に対し、一定の滞在期間であればビザなしでの短期滞在を許可する制度です。たとえば、北京や上海、広州などの主要都市では、72時間または144時間の滞在が認められています。(都市によって滞在可能時間が異なる。)ビザ免除の条件として、同一国への往復ではなく、必ず第三国へ向かうことが必要であり、指定空港や駅からの入国と出国も求められます。また、事前に航空会社や入国管理局で申請することが推奨されます。

つまり、日本⇒中国⇒韓国という航空券(往復)を用意して、「韓国にいくために中国でトランジットする必要があるから、中国に滞在させてーや」という体で入国しようとすると、トランジットビザ免除の仕組みが使えるということです。ですので、「短期滞在だし、同一都市の観光やし、これでええやん」という方であれば、本記事をここで読むのをやめて、トランジットビザ免除について調べてみてください。

逆に「安い飛行機が直行便しかない」「滞在期間めっちゃ長い」「いろんな都市を回りたい」という方は(観光)ビザが必須となります。そのような方向けに整理したのが本記事です。

2. 中国の観光ビザを申請するための資料と電子申請の方法

まず、観光ビザを取得する流れは以下の通り。
※1回のみの観光ビザの場合、有効期限は発行から3ヶ月なので申請タイミングに注意。

1.必要な書類や情報を集める。
2.電子申告する。
3.必要書類を持ってビザセンターに行き、窓口で手続きをする。
4.支払い完了後にもらう支払い証明書をもって、指定された日時以降に受け取り窓口に取りに行く。

4の受け取りについては本記事では割愛させていただきます。本当に受け取るだけだからです。では、1から3について一つずつ注意点含め記載してみます。

1.必要な書類や情報を集める。

2024/11/08 現在でビザセンターから要求されている書類は以下の公式ページに記載されています。一応載せておきます。

ただ、ごちゃごちゃしているし、実際ベースでは少しズレがある気がしています。日本国籍で両親日本人、且つ以前中国に留学していた私が、2024年に2度観光ビザを申請をした経験に基づいて、実際に必要だった書類一覧を表記すると以下の通り。※とはいえ、以下のみを用いて申請できなかった場合でも当方責任とれませんので、ご了承ください。

1.現行のパスポート原本 
 (ビザを貼る余白ページがある。且つ、有効期限が6カ月以上残っている。)  ※受け取り時まで返却なし
2.現行のパスポートの顔写真ページのコピー
 
(一応カラー)
3.以前取得したビザや居留許可証があれば、そのページのコピー
 
(一応カラー)
4.昔利用していたパスポート原本
 ※確認用なので窓口で返される
5.昔利用していたパスポートの顔写真ページのコピー
 
(一応カラー)
6.旅行日程を網羅するホテルの予約票(日本語、モノクロ)
 
※日にちと宿泊者の名前とホテル名とアドレスをチェックしている様子。
7.往復フライト予約票(日本語、モノクロ)
 ※フライト時間や番号とかが載っているページだけでOK。規約や案内の箇所は提出不要。
8.白背景で規格を満たす顔写真(電子版:オンライン申請用)  
 
※48mm×33mmぐらい。規格やメガネ装着は公式サイト参照のこと。
9.白背景で規格を満たす顔写真(物理)
 
※48mm×33mmが要求されているけど、だいぶ適当でOK。現場で適当にはさみでわーっと切ればいける。(2回経験済。)規格やメガネ装着は公式サイト参照のこと。
10.オンライン申請完了後の申請書(署名完了済)
 
※印刷後、2か所署名が必要な箇所があるのでお忘れなく。代理申請の場合はご自身で確認をお願いします。

二都市以上回る時、その間の交通手段の予約票はいらないのか?という問題があります。超遠いなら必要かもしれませんが、私が申請成功した北京-天津程度なら不要でした。高鐵の予約開始は1.5ヶ月前とかなので、そこは用意できなくて問題ないと思います。

注意:昔利用していたパスポート原本はその場で返却されます。その他の必要書類はすべてビザセンター保管となります。受け取り時にはビザが貼付された現行パスポートのみが返却されます。パスポート以外の必要書類は返却されませんのでご注意ください。

以上。特に昔のパスポートや、取得済ビザページのコピーとか「知らん!」となることが多いのでお気をつけください。また、顔写真は電子版と普通の写真(物理)を用意する必要があるので注意。正直ここがビザ申請で一番だるいところだと思ってます。

とはいえ、このページを見ている方は資料が本当に足りているのか心配になるかと思います。参考まで、ビザ取得できた際のホテル予約票とフライト予約票を画像で紹介します。

1.ホテル予約票の例 (黒塗り部分は実際には黒塗ではありません)

ホテル予約票(提出はモノクロでOK)

2.飛行機の予約票 (黒塗り部分は実際には黒塗ではありません)

フライト予約確認書(提出はモノクロでOK)

フライト予約確認書については1ページのうち重要な箇所を抜粋して載せています。このような旅程が明記されているページを印刷して持っていけば問題ないです。

必要な書類としては以上です。しかし、電子申告に際して必要な情報もあります。こちらについては次項で確認しましょう。

2.電子申告する(必要な情報と注意)

必要な書類、特にオンライン申請用の顔写真が準備できたら申請を開始します。アカウントを作成して、申請フォームを埋めていきましょう。途中で保存して放置しておくこともできます。埋められるものをどんどん埋めて、よくわからないものは後回しにするのが良いでしょう。各入力項目の内容については、詳しいサイトがいくつかあるので調べてみてください。

ここでは注意点とよくある質問を記載します。

1.本人の基礎情報・職歴、家族情報、勤務先上司の名前と電話番号の記入が必要。
⇒会社勤めの方は要注意項目ですね。

2.顔写真もアップロードする必要がある。
⇒何度か失敗すると、物理の写真だけでいいという対応になるとかならないとか。

3.正しい値を入れているのにエラーが出て進めない。
⇒いったん一時保存してログアウトして、再度ログイン。画面右上の「パーソナルセンター」をクリックして、申請中のフォームを開く。これでだいたいいける。

4.電子申告の提出時間に「記入開始日」が記入されているが問題ないか。
⇒問題ない。記入開始日から3か月以内に入国する予定でなくても、発行された時点から3か月以内の入国となれば問題なく入国できる。

電子申請が完了したら、いよいよビザセンター現地へGo。

3.必要書類を持ってビザセンターに行き、窓口で手続きをする。

まずはビザセンターの営業時間を調べましょう。東京のビザセンターは、2024/11/08現在以下の通り。

営業日:月曜日から金曜日(中国および日本の祝日を除く)
受付時間:ビザ手続き及びお支払い:9:00~15:00
受け取り:普通申請 9:00-16:00
     加急申請 15:00-16:00

https://bio.visaforchina.cn/TYO3_JP/tongzhigonggao/281755080355614720.html

注意:調べると最新でない情報もたくさん出てくるので、必ず最新の情報を探しだすようにしてください。

平日15時までなので一般の社会人にとってはかなりキツイ。ここがビザ取得の制約のなかで一番きついところかと思います。ただ、「15時までに支払い完了しないといけないの?」というと、実はそうではありません。東京のビザセンターを見る限り「15:00までに入室すれば当日申請可能」の様子でした。実際、私は14:30に入室して、15:30に支払いを完了させましたし、支払い完了後の現場はまだまだ大行列の状態でした。(2024年11月初旬の状況)

では、ビザセンターでの様子について紹介します。

3. ビザセンターで待ち時間を短縮する裏技と実際の待ち時間や手順

東京のビザセンターの場所:東京都江東区有明3-7-26 有明フロンティアビルB棟12階 (東京ビッグサイト駅の近く)

「ビザセンターではめっちゃ待たされる」という話をよく聞きます。ですが、私は運よくいままで「めっちゃ待たされる」という経験はありません。且つ、11月時点で初めて「裏技」を試してみたところ、これはかなり有効な裏技であると感じました。そこでまずその裏技を紹介しようと思います。

銀聯カードを活用して待ち時間を短縮!

2024/11/08現在、中国ビザセンター(東京)では銀聯カード(UnionPayカード)を所有している場合、優先窓口に案内してもらえます。(ほかの都市は不明。)この優先対応を利用することで、通常の列よりも早く案内してもらえるため、待ち時間が大幅に減少します。センター内の張り紙には「銀聯カードをお持ちの方は、専用受付窓口で手続き後にコピー代が無料になります」といった趣旨の内容が載っています。一見すると「コピー代がただになるだけかぁ」と思うのですがそれは罠で、「専用受付窓口案内」が発生するところにミソがあります。この張り紙、さすがに日本語が下手すぎる。ただ、その下手すぎる日本語のおかげでこの専用窓口がめちゃくちゃすいてます。銀聯カードを持っている方は忘れずに提示したいですし、持っていない方は取得することもおススメです。三菱UFJとか三井住友とかで作成できますし、ビザ申請が本当にスイスイなので。例えば、2024年11月の申請では、現場は大行列で待合の椅子はすべて埋まっているような混雑状況でしたが、整理券受け取り時の待ち人数はなんと3組でした。

大混雑の中でも特別ルートなら待ち人数3組

ちなみにどうやら頭文字が「Y」のものが特別対応ルートのようです。では、そんな裏技を駆使しなかった場合、駆使した場合の例や手順について紹介します。

実際の手順や待ち時間は?

まず、申請者の数や特性、曜日によって全く異なることはご承知ください。手順としては以下の通り。支払いを申請時にするか、受け取り時にするかは時期によって変わることがあります。

1.15時までに入室する。
2.整理券をもらうために資料をもって資料確認カウンターに並ぶ。
3.カウンターで資料不備を指摘されたら対応する。
  ※コピー機と証明写真機は同じフロアに用意されています。
4.整理券を受け取ったら、窓口から呼ばれるのを待つ。
5.窓口で資料を渡す。指示に従って対応する。
  
※必要資料はすべて預けることになります。現行パスポートも。
6.支払い用の整理券をもらう。
7.支払い用の窓口に呼ばれたら支払いを行う。
  ※現金、デビットカード、クレジットカード使用可能。

では、実際の待ち時間はどうでしょうか。以下に裏技を使用しなかった場合と、裏技を使用した場合の2例を示します。

➀裏技不使用 ※2024年6月金曜日10時頃の例

〇混雑状況:待合室の椅子が3割程開いている。割とすいている方。

10:10 到着 ⇒ 並ぶ
10:20 資料仮確認
10:22 不足資料印刷 ⇒合法横入りで再受付⇒整理券入手
10:52 窓口に呼ばれる ⇒ 資料本格確認
10:57 支払い用整理券入手
11:12 会計する ⇒ 完了 ⇒ 帰宅へ

<結果>
1.整理券入手までの待ち時間:10分
2.窓口に呼ばれるまでの待ち時間:30分
3.資料本格確認の時間:5分
4.支払いまでの待ち時間:15分
 計:約1時間

それほど混雑していない時には、早くて1時間程度で終わってしまうこともあるようですね。

②裏技使用 ※2024年11月初旬 金曜日14時頃の例

〇混雑状況:待合室の椅子がほぼすべて埋まっている。立って待つ人も十数名。かなり混雑している。

14:30 到着 ⇒ 並ぶ
14:50 銀聯カード提示 ⇒ 資料仮確認 ⇒ 特別整理券の取得
15:17 特別窓口に呼ばれる ⇒ 資料本格確認
15:25 支払い用整理券入手
15:30 会計する ⇒ 完了 ⇒ 帰宅へ

<結果>
1.整理券入手までの待ち時間:20分
2.窓口に呼ばれるまでの待ち時間:27分
3.資料本格確認の時間:8分
4.支払いまでの待ち時間:5分
 計:約1時間

特別ルートがちえぐい。しかも、もし順調だったら窓口呼び出し待機時間は17分程度だったと思います。(なぜなら、今回、私の前にいた3組の待ち組のうち、2組は3、4人複数人の申請であり、かつ申請にてこずって証明写真の撮り直し等を行っていた、且つ審査の方が途中でトイレ休憩に入っていたからです。)ちなみに、特別窓口の数は日によって異なりそうですが、当日は2窓口対応でした。

ただ銀聯カードを見せるだけで、混雑していない日の午前と同じぐらいの待ち時間で申請完了してしまうことがあるのだから、銀聯カードを提示しないわけにはいかないですなぁ。一概に言えませんが、以上、裏技不使用時と使用時の実際の待ち時間でした。

※裏技の威力は高いですが再現性確保できていないのであくまで参考程度に。

※受け取り時の対応については割愛しています。受け取るだけです。ちなみに、金曜14:40着で25人待ち、30分待ちでした。

4. おわりに

以上、中国の観光ビザ取得の実際の手順や資料、流れと裏技でした。しかし、ビザ申請の手続きがスムーズにいくかどうかは様々な要因によって左右されます。この記事の内容がすべてのケースで適用されるとは限りません。とはいえ、事前準備と工夫をしっかり行うことで、ビザ取得のプロセスをスムーズにすることができるかと思います。これからビザ取得される方、中国旅行を検討しているけどビザ取得で億劫になっているかたの背中を押す記事となっていれば幸いです。

安全で楽しい中国旅行を楽しんでください!
祝你一路顺风!

※明らかな間違いや、ご自身のケース紹介あれば是非コメントください。


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