【うつ病の視点】
うつに関して、少し興味深い記事を見つけました。
このコラムのように、何か“普通ではない”ときの「死にたい」は「症状」という説明がしっくり来ます。
“うつ”とは
「うつ病」と、「抑うつ症状」は違うものですよ。
前者は、まだ全容が解明されていない疾患。
後者は、抑うつ症状を見せている「症状」の総称です。
ちまたで頻繁に耳する「うつ」は、抑うつ症状を示していることが多いのではないかと思います。
抑うつ症状はどんな人でも起こり得るメジャーな状態ですが、うつ病はやや限定的というイメージでしょうか。
冒頭のコラムは、うつ病にフォーカスしているのだと思います。
“死にたい”とは
うつ病による抑うつ症状が強まってくると、結構な割合で消えたり死にたくなってくるのではないでしょうか。
そもそもうつ病って、人から生きるための潜在的なパワーを奪っていく疾患です。
自分の価値がわからなくなったり、この先命を長らえるコトに疑問を持ったりします。
それが乗じて「死にたい」と感じるコトも多いもの。
本人からすると、その「死にたい」は自分の中から湧いてきた「自分の声」だと感じます。
お腹が空いているから食べたい…と同様に、自分が死にたいと思っているから死にたいんだという思考が成立すると思います。
“症状”とは
そんな「死にたい」の声が、「自分の声」ではないのだとしたらどうでしょう。
うつ病は、自分が弱いからとか、うつ病に闘えなかったから病魔に苛まれるとかではなく、うつ病という魔法使いがやってきて人を良いように操作しているイメージです。
要するに、自分の素直なキモチとして「死にたい」のではなく、その魔法使いが「死にたく思わせている」カンジです。
こういう視点を持つと、またうつ病の捉え方が変わるカンジしませんか〜?
ぱれぱれでした。