【今更聞けない産業保健用語】
知っているようで知らないことも多い、産業保健用語。
今一度おさらいしてみましょう。
セルフケア
皆さんが、子どもの頃からなんとなくやってきた"それ"です。
●●くんに嫌なことを言われて泣いちゃった
→でも、お母さんにそのこと話してスッキリした
テストで人生最低点数…数日落ち込んでしまった
→でも、甘いものたくさん食べたら忘れた
誰しも、自分のストレスを自分なりの方法で浄化する力を備えています。
それでもうまくストレス解消ができないときは、力を上手に使いこなせていないときなのかもしれません。
ということで、もともと備わっている力を上手に活かして自分を癒す方法を学ぶのが、
セルフケアです。
取り組みの例としては、
・自分のストレス源は何なのかを考えてみる
・自分がストレスフルになったとき、どんな体調変化が出るのかを知っておく
・カラオケに行く、人と話して忘れるなど、健康的なストレス軽減方法を会得する
など。
日常の少しの意識で身に付きそうな内容です。
ラインケア
職場の中においては、やはり部下より上司に権限や責任があります。
同じように仕事をしていても、上司は全体の流れに目を配ったり、最終的な責任を取ったりすると思いますが、その立場を生かして上司が職場を一元的にフォローできるように取り組むのが、
ラインケアです。
上司だからこそできる、部下のメンタルフォローや職場の円滑な雰囲気づくりの方法を学ぶんですね。
・部下のストレスサインの見方は?
・上司として望ましい関わり方は?
・上司としての心構えは?
部下が1人でもいれば、一度は触れて損は無いテクニックです。
職場内の産業保健スタッフによるケア
皆さんの職場にも「衛生管理者」という人がいるはずです。
看護師や保健師、精神保健福祉士や心理士のような心身の健康に関する専門職がいるかもしれません。大企業では、学校の「保健室」のように医療職の常駐部署を設けていることもあります。
・体調を崩した従業員のケア
・ストレスチェックの管理
・企業内の健康研修を企画
従業員の体調不良を察知し、従業員の健康を心身共にフォローアップする役割があります。
職場外の資源によるケア
職場外でサービス展開している専門職(団体)にメンタルヘルスの面を任せちゃうというケアの方法です。すでに、
EAP
というサービスも認知度が上がってきていますよね。
これも、職場外支援の一つですが、我々のようなメンタルヘルスの専門職や、法曹界の方などが相談員となり、従業員の日常的な困りごとに向き合います。
皆で楽しく学んでいけると良いですね。
解決をめざすカウンセリングルームを開きたい
ぱれぱれ