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草刈りワーケーション!?自然の中ではたらくparkERsの一日。
2020年は働き方について多くの議論がなされた1年でした。植物を用いた空間デザインブランドのparkERs(パーカーズ)でも、リモートワークが推奨され、自宅や近所のカフェなどリモートでの勤務が可能になりました。
parkERsのメンバーの中には、東京を離れ帰省先で業務にあたる人や、ワーケーションを掲げキャンプ先で勤務を試みた人もいました。
そこで今回ご紹介するのは、ワーケーションを実践してみたお話についてです!
新しすぎる!?草刈りワーケーション
実践してみたワーケーションの実態と、率直な感想、おすすめポイント、また不向きな仕事などについても紹介していきます。
ワーケーションの概要
期間:二泊三日(金曜から日曜)
人数:4名(全員parkERsの男性メンバー)
場所:千葉県館山
移動手段:車で現地まで
この日ワーケーションを実施したのがこちら、千葉県の館山。自然に溢れた環境です。そして今回のワーケーションが少し特質なのが、既存のキャンプ場などを使ったワーケーションではないこと。
普段オフィスをはじめ心地よく過ごす空間づくりを手がけているparkERsが、働く場を自分たちで作るところからワーケーションを実践したら、どんな気づきがあるのか。これを実験する目的のもと行なわれました。
そのため今回のワーケーションは、芝刈り機で生い茂った草を刈るところからスタート。
発起人のクリエイティブディレクター城本と、それに賛同した藤巻、後藤、若田部の3名(計4人)が参加。現地に到着した時は気づかなかったものの、草を刈っていくと...
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前の写真と少し撮影方向は違いますが、草むらをかき分けていくと海が見えてきて、一同感動があったとか。確かにこの風景はとても綺麗ですね。
この土地ならではの景色を見ながら仕事をできるように、環境を整えていくことに決定!
数時間草刈りと葛藤し(笑)、テーブルやテントを広げられるスペースができました。
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作業デスク代わりのキャンプ用テーブルや日よけを設置し、場づくりはひと段落。
この日の目的は、オフィス(働く場)づくりからワーケーションを実践したらどんな気づきがあるのかを実験すること。通常通りメールや電話で業務の進捗対応を行なったり、都内でリモートワーク(在宅勤務)をしていた同僚とオンラインミーティングをつないだりして働いてみました。
ワーケーションの率直な感想を聞いてみた
今回実際にワーケーションを行なったメンバーに、リアルな感想をヒアリングしてみました!(以下、箇条書き)
●本当に何もなかったので、自分たちで何をどこに配置するかレイアウトできたのが楽しかった。(こっちは景色、こっちは食べるところ、などレイアウトは自由自在)。今回の醍醐味である、働く環境を更地から作ってみたことでそういった感覚を体験できたのは大きかった。
●アウドドアでの環境づくりも、花のアレンジメントに似ているものを感じた。中心になるところを必ず作り、そこから周辺部分のデザインに派生していく感じと似ていて面白かった。
●ずばり、感覚が研ぎ澄まされていくように感じた!
●正直、慣れないと難しいと感じた。理由は遊びと仕事の切り分けが難しいから。リフレッシュの観点ではおすすめできる。
便利をとるか、不便から生み出すか
ヒアリングをしてみると、メンバー口を揃えて言うのは、今回のアウトドアワーケーションは「便利ではない!(笑)」ということ。どんなところが通常のオフィスとは違うのか、体験した人の目線で聞いてみました。
●資料を広げたら全部飛んで行ってしまうのはアウトドアあるある。かなりできることは限られそう。
●日差しが眩しく、風が強い。また椅子の座り心地がやはり違う。いつも働いているオフィスのありがたみを感じた...!
●不便なだけ頭を使うことが多く、思考が活性化している感じがあったのは事実。生み出したりすることが好きな人には向いているのは?
●不便だったのはWi-fiくらい。オープンエアな環境だからこそイヤホンなしでオンラインミーティングができたりして、周りを気にせず開放的に働くことができた。
空間づくりをする中で、あえて人の感覚を研ぎ澄ます要素をデザインに落とし込むparkERs。
parkERsのオフィスの中心スペースには
水の動きが変化し、様々な表情を見せる大きな水盤が足元に
アウトドアパークエリアには、檜原村の森から採れた
スギのウッドチップを全面に敷き、地面を踏みしめる"体験"をデザイン
それは時として「不便さ」と捉えられることもありますが、"人を人に調律する"大事な気づきを与える役割があると、わたしたちは考えています。
そんなparkERsメンバーが今回の体感をしたからこそ、生み出せる新たな発想にも今後期待できそうです。
向かない作業は?
今後アウトドアワーケーションをしたい人にとって参考になりそうな、向いている作業・向いていない作業についても聞いてみました。
ワーケーション先で今回実際に行なったこと
・草刈り
・人が過ごせる場所/環境づくり(テント張り、焚き火場づくりなど含む)
・PCでオンラインミーティング
・電話/メール等で進捗対応など
●今回の場合は、バンガローやロッジではなく完全な屋外だったので、紙の資料を広げて行なう作業は無理だと感じた。(反対に言えばPCなら飛ばないためOK)でも逆にそういった環境で資料づくりを成し遂げたら、普段は感じないような満足感もありそう。
●「もの」を形として作るのは難しいと思う。スケッチなどラフなものは良いが、実際に図面をひく作業など細かいものは難しそう。
●イメージを膨らませたり、頭の中で構想を広げる分にはおすすめ。
今回わたしたちが行なった芝刈りワーケーションはかなり特殊ですが(笑)、今後アウトドアでのワーケーションを検討している方の参考、または単純に読み物としてお楽しみいただければ幸いです。
(※今回の取り組みは私有地で行ないました。)
* * *
以上、実際に弊社メンバーが行なったワーケーションについて紹介させていただきました。ワーケーションは今後も様々な場所で行なっていく予定なので、noteでもまたご紹介させていただきます。
みなさんもいつもと違った環境で働いてみる体験、よろしければお試しください。新しい発見があるかもしれません。
おまけ
筆者である私は在宅勤務が多く、まだ本格的なワーケーションをしたことがなかったので、いつか実践したい気持ちを抱えつつ、まずは普段の仕事環境(基本在宅勤務)とは違う環境で働くことを試して見ました。
座ったのはこちらのブランコ型の席。
アウトドアワーケーション同様に、少しお茶片手にぼんやりと考えたいときや、話すことがメインのミーティング席として使うのは向いていると感じました。
個人的には気持ちの切り替えをするのに非常に適しているので、次の作業に移る際に意識的にブランコ席を活用して切り替えをするなど実行していこうと思います。
公園のような心地よい時間が流れるオフィスを体験したい方、ブランコ席を試したい方、オフィス移転をご検討中の方、法人向けオフィス見学も行なっているのでこちらもぜひお待ちしております!
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この記事を書いた人は
parkERs マネジメント室
ブランドコミュニケーションチーム
森み
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食感がたまりません!