N先生への手紙
N先生
ご無沙汰しております、お変わりなくお元気でいらっしゃいますでしょうか。
ベラパミル感受性心室頻拍で、2015年末カテーテルアブレーションを受けさせて頂いた点子の母です。
あの手術は残念ながら撤退となりましたが、術後、N先生にご助言頂いたテノーミンとアンカロンを内服しながら、A病院のS先生に継続して診て頂き、1歳半だった点子は無事3歳を迎えることができました。
同封致しました写真は、術前と昨年秋の七五三の時のものです。
8.6キロだった体重は12キロに。次回のアブレーション目標の15キロにはまだ届いておりませんが、それでも彼女なりの穏やかな成長が大変うれしく、心から感謝しております。頻拍発作と入院を繰り返し、徐々に命がすり減るような日々から救って頂きました。
本当にありがとうございました。
今回、B先生からN先生がご退職されると伺い、お手紙差し上げました。
大変お世話になったことと同時に、次回の手術もぜひN先生にと不安の中に心強さを感じておりましたので、大変ショックでした。先生のチームは解散されるとのこと。
点子は一見元気そうですが、やはり小柄で疲れやすく、また熱性痙攣もあるため感染症にも注意が必要です。先日の2/4にはアンカロン服用後にお風呂に入ったあと、一過性脳虚血の症状が起こり救急搬送されました。(これは私も想像できなかったことで、今後は就寝前に内服することで回避できるのではと思います。)
この4月からは幼稚園に入園する予定で、本人はとても楽しみにしていますが、親としては不安があります。彼女の心の成長と体の健康の双方が守られるように、できることを試行錯誤する日々です。
そして最大の心配は、次のアブレーションはいつになるか、根治できるのかということです。可能ならばその時にN先生に立ち会って頂きたかった、ご助言頂きたかったという思いが止みません。
先生は今後、手術に立ち会われるようなことはないのでしょうか。
また現在12キロですが、やはり15キロを待って手術したほうが良いのでしょうか。
点子の成長はゆっくりですが、テノーミンとアンカロンを長期に服用する弊害はないのでしょうか。
病院でお会いした時の、先生の柔らかな笑顔に強張っていた心を緩めて頂いたこと、忘れられません。
大変お忙しいとは思いますが、落ち着かれた時にお返事頂けましたら幸いです。
長々と失礼致しました。
先生のご多幸とご健康をお祈りして、筆を置かせて頂きます。