なぜ海外へのアプローチが必要なのか?【コラム】
今更ですが今後のアーティスト活動にはインターネット/SNS上での活動と、英語投稿での海外へのアプローチが必須だと近しいアーティストには力説しています。
自身がレーベルの仕事をしていた時も所属アーティストに対して、SNSの重要性と海外へのアプローチの重要性を説いてました。
何故なら…日本の人口減少は思ってる以上に急速に進行しています。
内閣府が発表したグラフを見ると、
音楽商材の主な消費層である30歳未満の人口が、
平成元年には5000万人以上だったのに対して、
平成25年には約3500万人まで減少しています。
「1500万人の減少です」。
少し乱暴な比較ですが、東京都の総人口が約1380万人ですから、
東京都民全数よりも多くの若者が減少しているのが現実です。
それはそのままライブ人口の減少、音源利用の減少に直結します。
おまけに地方から東京への人口流入が止まらず全人口の約11%が東京に集中
しており、首都圏以外は軒並み人口が減少、
大阪ですら減少に転じています。
インデペンデントで活動するアーティストが、
これまでのライブと音源を軸にした
スタイルでの活動を継続が難しい状況が目の前まで来ています。
もちろん活動のスタイルはアーティストの個性なので
それぞれの思いで決定すれば 良い事ですが
「活動を続けていく」にはあらゆる選択肢を検討して
効果のありそうなものは実行していくことが
息の長い活動につながるのではないかと思います。
すでに地道なライブ活動で集客や物販販売と同時に
■SNSや動画配信サイトの積極活用
■ワールドワイドに展開するサブスプリンクション・サービスを利用した海外へのアプローチ・急速に広がりつつある課金/投げ銭式ライブ配信
■ファンクラブ・サロン運営など
を取り込んだ、したたかなアーティスト活動でファン層を拡大しているアーティストも続々登場していますので彼らの活動方法を注視してみるのも良いと思います。
SNSや動画配信の活用例に関しては改めて書かせていただくことにします。
出展 内閣府:https://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h27honpen/
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