boa viagem #003「羽田→ニューヨーク」 by 写真家・新多正典
機内は空席が目立った。
その理由をアメリカに着いてから確認することになった。
近年の急速なインフレと円安とで日本人にとっては異常なくらいの物価高だった。
ハンバーガー3,000円という噂を聞いてたけど、全くの誇張ではなかった。
なんせ空港で買ったエビアン(1リットル)が7ドル=1,000円を越えてたのだから。
機内では3席の真ん中を空けて窓側にいたアメリカ人のおばちゃんとたまにお喋りして、また案の定「ブラジル行く」と伝えると驚かれた。
そのおばちゃんは12時間の間6回くらい赤ワインをおかわりしてたんじゃないかなあ。
最初は対抗意識持ってしまったけど、途中から全然自分より強者だから追う相手にしちゃいけないなと切り替えた。
アメリカにはトランジットで6年ぶりの入国。
感じた変化を書いていくと、
6年前は入国審査にめちゃくちゃ時間がかかった。
荷物検査では兵士がずっと目を光らせてたし、3時間くらいかかった記憶やったんですが、今回はスムーズで拍子抜け。esta も完全デジタル化されてて全部で30分もかからなかった。
つづく
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