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まあ、その、いろいろ #94 | 語彙と想像力 ① (かとう)
以前、仕事で発達教育学を研究している教授に取材をさせてもらったことがあったんですが、その時に聞いた話で、幼い頃(赤ん坊の頃)から積極的に手や指を使っていると脳の言語中枢が刺激されて、ある一定の時期から語彙が爆発するという話が印象的でした。
これは我々が猿から人間に進化したのと同じ理論だそうです。いつの日か「道具」の存在に気づき、手を動かすようになり、その進化の過程で「言語」を手に入れます。
語彙が増えると自身が置かれている状況や感情をストレスなく表現できるうようになるのはもちろん、相手の立場や想いを想像したり、思いやったりすることにもつながります。目の前で起きている現象を表現するための言葉が、バリエーションとして自分の中の辞書にあるかないかっていうのは結構重要なんじゃないかというふうに考えています。
教授が、発達教育学において指先の運動を通じて語彙の豊かさを推奨する理由を考えていくと、なぜ、ぼくが PARK GALLERY をやっているのか、いや、それだけじゃなく、なぜ PARK GALLERY を開放しているのか、という理由みたいなものが、少しずつ整理されてくる気がするんですよね。
まだ全然答えにいたっていませんが、少しずつ書いていきます。
泣いても笑っても10分。
PARK GALLERY
ディレクター加藤淳也
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