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EVERYTHING FLOWS #17 by illustrator はるやまひろし

絵を描くことを音楽で言う『レコーディング』と称するイラストレーター・はるやまひろしによる、日々のドローイングイラストの記録(REC)を毎週紹介していきます。ライブハウスに貼りだされているチラシのようなイメージで、音楽やバンド、あらゆるサウンドからインスパイアされた、妄想爆発のアートワークが日々描かれていきます。音楽への愛が溢れるテキストと合わせてお楽しみください。


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2021.08.03(TUE)
ARTIST:WASHED OUT
ALBUM:PARACOSM

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WASHED OUT
米・ジョージア州ペリー出身のミュージシャン、アーネスト・グリーンによるプロジェクト。2009年に始動。デビュー EP『ライフ・オブ・レジャー』で人気を博す。本稿の「PARACOSM」は2013年発表の2ndアルバム。


『ある夏の1枚 vol.2』

夏は嫌いじゃないけど、暑すぎる。気が遠くなる。
クーラーの音で、さらに気が遠くなる。

海で繰り返される波を受ける。肩まで浸かるとこまで行く。波が頭を越える。海の中だ。わくわくする。ちょっと怖いな。サーフィンか出来たらいいのに。気が遠くなる。今日はもう帰ろう。

WASHED OUT の『PARACOSM』を聞きたいときって、気がどこか遠くなりたい時な気がする。そのまま心地よい気の遠さを感じさせてくれる音楽だ。以上は個人的な感想だけと、聞いた人にとって、何処か別の場所に立っているような夢想的とも言える感じはあるのかなと思う。

一貫してアルバムが聞き終わるまで夢から醒めることのないよう、心地よく調和されている。それが逆に不自然に思えることもあるくらいだ。

WASHED OUT ことアーネスト・グリーンの、このアルバムへの創作欲は好きだな。理想とする世界を描くべく、隅々まで作り込む。音楽家としての強い気持ちと、こだわりを感じる。

そして、夏だ。夏は暑い。
どうしたって気が遠くなる。
PARACOSM みっけ。聞こうっと。

暑すぎる夏の日に聞きたくなる音楽。

Washed Out - It All Feels Right


はるやまひろし
静岡県生まれ、千葉県育ち。
好きな音楽のアートワークとTシャツに憧れてイラストレーターの活動をはじめる。シンガーソングライター気分で絵を日々レコーディング中。
https://www.instagram.com/hiroshi_haruyama


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