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Favorite method #08 | ヴァロットンの蕎麦猪口 | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。
GW は楽しく過ごせましたでしょうか。
美術館やギャラリーに展示を観に行った方も多いかもしれませんね。
連休中は混むからいかない派の方やこれから休みが来る方もミュージアムショップのグッズや今やってる展覧会がより楽しみになる一点をご紹介。

今回は三菱一号館美術館で行われていた『ヴァロットン ― 黒と白』展で購入した蕎麦猪口を描いてみました。

(会期 / 2022.10.29 - 2023.01.29)

蕎麦猪口にヴァロットンの代表作ともいわれる『怠惰』がプリントされたものです。

下絵付けの技法で、釉薬をかける前に絵付けをしているので絵の部分がやんわり滲んだような独特な風合いがあります。たしかに当時ショップで見たとき青の濃淡などが違い、それも選ぶのが楽しかった記憶です。

ヴァロットンは1865年スイスに生まれ、19世紀末のパリで活躍した画家です。主に黒で刷られた木版画の作品が多く、絵にする場面は風刺的なものでユニークさもあり、作品の風合いは現代的で黒いベタの部分などのデザイン性がスタイリッシュです。かつ、木版画だからか線にも柔らかさが感じられて、小ぶりなサイズの作品だったこともあり三菱一号館美術館で約180点ほどみてもあたまの疲れなどはあまりなかったです。

下に当日の写真を載せますね。

しっかり眉や目の表情がある物や省かれた点だけの顔もあって(点なのにすごく顔がいい)、ヴァロットンの描く人が好きになりました。特に男女の黒一色の版画達は相当によかったです ...。『ヴァロットン アンティミテ』で調べてみるのをおすすめします。

実は『怠惰』の作品をみたときはあまりピンとこなかったのですが展示を見た後ミュージアムショップで見かけた際ものすごくよく感じて(焼き物との相性がよかったからか、)たまにこういうこともあったり逆なこともあるあるかと思います。普段はショップで購入するのはカードやピンズくらいで図録や大きいものは買わずに出てしまいます。

珍しく手にしていたグッズだったので焼き物繋がりで今回、ヴァロットン『怠惰』の蕎麦猪口を選んでみました。ミュージアムショップでのグッズをみるのも美術館へ気軽に行きたくなる要素ですよね。ぜひこれから展示に行かれる方、楽しんでくださいね。好きな作品に出会えることは気持ちを心底豊かにしてくれます。

この間は新国立美術館のマティスを観ましたよ。
今度行くのはブランクーシと伊藤潤二の2つは行くつもりです ^ ^

TAKAHASHI AYAKA
三重県菰野町出身、都内在住のイラストレーター。
皿や小物をよく描きます。アクリル、油、色鉛筆、パステル、デジタル、画材は幅広く使って制作します。古いものが好きです。
https://revarevier.com
https://www.instagram.com/revarevier


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