#03 「車(を描くこと)がすきだ!」 by 石橋瞭
車を描くことが好きだ。
車自体は特別好きというわけではなく、あくまで"描く"ことが好きなのだ。
いや、それは反則でしょと言われても異論は認めない。
ここでは僕がルールなのだから。
車は気分転換にたまに鉛筆でカリカリとスケッチしていることがある。
なんか描きたくなるんだよね。車って。
Pinterest でたまたま見つけた車の写真を資料として描くことが多い。
というわけで今回は車について。
三菱 『ギャラン』
この車で一番描きごたえがあるのはヘッドランプとフロントグリル(格子状のパーツ部分)。
これらのパーツによってこの絵はなんとか持ちこたえていると思っている。
車というのは不思議なもので、この辺の複雑なパーツを描き込めば描き込むほど雰囲気が出てくる。
そこが楽しいんだよね。
ギャランに関しては形も好き。
昔の車はこう角張ったデザインが多くて素敵だと思う。
最近のは丸みを帯びた車が多くてちょっと寂しい。
先日、ちょうど浅野忠信さんが車のデザインについてツイートしていたが、「そう、まさにこれ!」と思った。
ちなみにナンバープレートのナンバーの元ネタは映画「サイコ」です。
そういう遊びができるのも車ならではだろう。
TOYOTA 『コロナ』
これ名前すごいよね。
いい車だと思ったら、たまたまコロナだった。
1966年式らしいのだが、この時代の人間から見るとちょっとしたミステリアスな要素がある。
この車もギャランと同じで形が好きだ。
レトロカーとはこのこと、というような風貌をしている。
この車こそさっきの浅野さんの言うように、エンジンだけ変えて現代を走らせれば憧れの的になりそうだが、コレクターを敵に回すことになるのかな。そんなことしたら。
潰れちゃって見えないが、一応ナンバープレートの元ネタはBTTFのデロリアンとしている。
日産 『テラノ』
憧れちゃうなー。
テラノ。
この車を描こうと思ったきっかけは北の国からの純だ。
急な北の国からの登場だけど、実は僕は大のファンでDVDも全巻所持しているような人間なのです。
年式などは違うものの、彼が「95 秘密」と「98 時代」の劇中で乗っていた車種と同じものをモチーフとしている。
純がタバコを吸いながら運転するシーンがすごく好きで、格好いいんだよね。それがきっかけで自分も一時期タバコを吸ったくらい。
僕もこういう大きめの車に乗って富良野を運転してみたいと思う。
富良野は何度も訪れたが、車が変わればまた違った見え方となるかもしれない。
ナンバープレートについては、もちろん純の乗ったテラノに合わせている。
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今回はここまで。
車は、描き込が多い方におすすめしたいモチーフの一つだ。
まだ試したことがなければぜひお試しあれ。
では次回もおたのしみにー。
石橋瞭
北海道出身、埼玉県在住
日々やる気と格闘して、結局夜遅くになって
絵を描き始めるイラストレーター。
石橋瞭と検索したら、石橋凌が出てきてしまうのが悩み。
https://www.instagram.com/ryo__ishibashi
東京・末広町にある PARK GALLERY にて、
2022年3月2日(水)〜13日(日)の期間で個展開催が決定!
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