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ワクワクとソワソワ #6 「公園大好き」 ー 織田知里
私は公園を巡るのが大好きだ。
整備された綺麗な遊歩道や、芝生、池や川、生い茂る植物。晴れた日には老若男女が思い思いに楽しみ、鳥や魚も集まってくるようなその光景は、キラキラとしていてその場にいるだけで癒される。そして何といってもそこには、自分が絵にしたいと思わせてくれる光景がたくさん広がっている。きっと絵を描き始める前の自分では、気にも留めなかったような光景が、絵を描き始めてからは特別な光景に変わっていったのだと思う。
今回の展示でも、公園巡りで出会った『光景』を絵にしたものがいくつかある。そのうちの一つ。『椿』という作品。
![](https://assets.st-note.com/img/1681525654305-kof5h6UBce.jpg?width=1200)
これは冬の晴れた日に見つけた光景で、椿の花がこれでもかというほどに沢山咲いていて、地面にもこれでもかというほど、真っピンクの花びらが落ちていた。それを見た瞬間「描きたい!」と私は夢中になってスマホで写真を撮りまくった。この光景をアクリル絵の具で描くとどんな風に見えるのか、椿を見つけた時のテンションの高ぶりを、絵で表現させたい。そんな思いで絵を描き始めた。
椿の木があり、地面に花びらが落ちていて、青い空が広がる単純な絵だが、
地面の花びらを描いている瞬間なんて、とてつもなく楽しかった。花びらを描くという感覚よりも、花びらを筆で置いているような感覚。絵を描く楽しさが増した瞬間だった。
今後も公園に限らず色んなところを巡りたい。そしてそこで出会った「光景」を色んな人に見てもらえるように、たくさん絵を描きたいと思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1681525535118-6T7BK4Tkip.jpg?width=1200)
織田知里
この連載では、絵描きの織田知里が、絵を描き始めたきっかけから、絵を描く生活を送っている現在までのいろんな胸の「ワクワクとソワソワ」を綴っていきます。2023年4月12日(水)から始まっている個展『光景』と合わせてどうぞおたのしみください。オンラインストアにも作品を掲載中です。
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![](https://assets.st-note.com/img/1681525537715-VnX380WgCl.jpg?width=1200)
織田知里(おだ・ちさと)
1989年 石川県生まれ 石川県在住
2013年 パレットクラブスクールイラスト基礎コース卒業
2014年 イラストレーターとして活動パッケージや Web、グッズなどのイラストレーションを担当
画材はアクリル絵の具、画用紙、キャンバスなどを使用して描いています。絵にしたいなぁと、思わせてくれるモノや風景に出会うことが楽しみの一つです。
https://www.instagram.com/odachisato
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