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\ 7回裏 / 草うめぼし

さわやかな男に『草インタビュー』してたら、梅雨も明けて夏になりました。


暑いながらもカラッと晴れるのは気持ちが良いものですね〜。とはいえ暑過ぎて夏バテ気味ですが畑仕事に続き、この時期やらなくてはいけない事が僕にはあります。

と、いう事で今回の話題は " 梅干し作り " です!

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きっかけは2年前。横浜に住む友人が樹齢300年を越える木での梅の収穫を誘ってくれた所から。そこで獲れた梅で手作りの梅干し作りを始めた。

個人的な梅干しの好みとしては人工的な甘さのない、強烈な酸っぱさ&しょっぱさ。初めて作った梅干しからそれを体現できたので翌年も作ろう、となったが色々な事情で横浜での梅収穫が出来なくなってしまった。

かと言って梅干し作りはやりたかったので、銀杏 BOYZ の元ギタリスト・チン中村さんが瀬戸内海にある周防大島で始めた農園で作った梅を取り寄せて作る事にした。

昨年、今年と、2年連続で取り寄せたけれど毎回かわいい手紙が入ってたりする。嬉しい。宅急便で送られてくるのだけれどダンボールを開けた時の梅の香りがとても印象的で、部屋中幸せな香りで埋まるのも最高。

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さて、無事梅を手に入れたら作り始めます。
紫蘇も入れない1番シンプルな作り方で。

必要なもの
・梅 好きだなだけ(今回は2キロ)
・粗塩 梅の重量の18%(360g)
・ホワイトリカー 35% 適量(消毒用 200ml くらい)
・塩漬けする為の密封容器(今回はガラス瓶)
・干すための籠や網(今回は干物用の吊るせる網)
・出来た梅干しを保存しておく容器(お好きなもの)


梅がまだ青ければ黄色く熟すまで、しばらく放置で。
今回は最初から黄色い完熟梅だったのでいきなり塩漬けから。

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梅を丁寧に洗い、ヘタを竹串などで取る。

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キッチンペーパーなどで水気を取り、消毒用に用意したホワイトリカーを満遍なくまぶし、塩と梅が交互になる様に詰める。

梅から水分(梅酢)が出てくるので1日2〜3回ゆっくりかき混ぜながら冷暗所に置いておく(2〜4週間くらい)。

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梅雨明けを待ち、晴天が3日続くだろうタイミングで網やカゴに移して日光に朝から晩まで当てる(1日1〜2回ひっくり返す)。夜は取り込んで、朝から夕方まで外に置く作業を3日続けたら工程的には完成!

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塩漬けしてるときに出てくる梅酢も瓶に移して日光に当てておき、保存して置けば野菜の浅漬けとかにも使えるので色々お試しあれ。

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さて、干し終わったらお気に入りの瓶に入れて置けば常温保存できます。少し塩っぽいのが外に付ていても瓶詰めしたら水分が中から出てしっとりしてきます。というか瓶に詰めてから3ヶ月から半年くらい置いておくと熟成されてきて美味しくなります。

塩分18%のこの作り方だと失敗しにくいけれど、最初に書いた『強烈な酸っぱさ&しょっぱさ』になるので、赤紫蘇入りやはちみつ入りなどアレンジはお好みで。

塩分濃度が低いとカビが生えやすかったり、梅酢が上がりにくくなるのであまりオススメはしませんが、自己流を見つけるのも楽しいかなと。

敵はカビだと思ってるので梅はもちろん、瓶や網、食材触るときの手指の消毒をしっかりと。

あとは瓶がなければジッパー付きの袋とタッパーでやればいいじゃない〜?という、お気軽な言葉を残しておきます。

梅干し食べて夏バテ乗り切るぞー!

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っていうかこの記事見てから作ると時期はずれかな …?
と、いう事でまた来年読み直して下さい !!


2番セカンド・たむらはやと
1985年生まれ。学生時代はドッグトレーナーを志したが紆余曲折し、今は牛の革を染めたり鞣したり売ったりして生計を立てる。
雑学好き、器用貧乏。
右投右打、学生時代は2番セカンド。
草野球でのポジションはセンター、ショート、ピッチャー。
神奈川県南足柄の耕作放棄地にて大豆を作る「DAYZ.」力仕事担当。
https://www.instagram.com/hayatot8


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