とつかみさこ 個展 『Home made home』 INTERVIEW by PARK GALLERY
—— 普段はどのような活動をされていますか?
埼玉県にある、食堂『むくむく食堂』のスタッフとして働きながら、制作をしています。
—— 絵を描き始めたきっかけを教えてください。
小学生の頃にアトリエ教室に通ったことがきっかけになっていると思います。絵だけでなく、陶芸やタイル、工作など幅広く自由に制作できる教室ですごく楽しかった思い出があります。
—— その後イラストレーターになったきっかけを教えてください。
イラストレーターになりたいと思ったのは、大学生の時知人に絵を描くことを仕事にするのはどうかと言われたのがきっかけです。絵を描くことを仕事にしていいのか...!と目から鱗でした。そこから『青山イラストレーション塾』に通い始めて ... といった感じです。
—— イラストを立体作品やラグに落とし込むようになった変化について聞かせてください。
絵の中のものたちが、立体やラグになって触れられるようにしたいと思って作り始めた気がします。あとは立体を作る作業も好きなので始めました。
—— どのようなテーマやモチーフを描いたりつくることが多いですか?
丸い形やラインの動物や植物、食べ物などを描いたり作ることが多いです。
細かく描いたり、複雑に描くことが苦手なので自分なりに簡略化して描くことが多いです。テーマはいろいろですが、最近は夜とか星とか宇宙とか好きです。
—— 今回の個展では特に『ペンギン』のモチーフが印象的ですが、どのような世界をイメージしていますか?
一緒に生活を共にしているというイメージです。ニコニコして、ポジティブなペンギンたちがほとんどですが、ちょっと怒ってたり不満に思っている子達もいて ... そう言う安定しない気持ちも大事にしたいし、それが普通だよねって思っているペンギンたちなので、手に取った方や絵を見ている方もそんな気持ちになってくれたら嬉しいと思っています。
—— 日常に寄り添うというテーマを選んだ理由は?
いつか個展を開くなら部屋みたいな空間を作りたいと思ってたので、このテーマを選びました。生活する中に「無駄で役に立たないけれどなんか気に入っている」というものが、一つや二つあった方が豊かなのではと思っているというのも理由の一つです。
—— アイデアやひらめきはどういった時に生まれますか?
机の上にあるものを描いたり、好きな作家さんの絵を模写しているときにひらめくことが多い気がします。
—— アイデアのヒントなどを掴むために何かしていることはありますか?
よく寝てよく食べる。
あとは、見たいと思った映画や展示に行くとか。なるべく我慢せずに赴くまま行動しています。
—— 今後挑戦したいことやつくりたいものはありますか?
イラストや粘土を動かしてアニメーションを作ってみたいと思っています!
—— 最後に展示を楽しみにしてくれるみなさんにメッセージをください。
どんな経緯でわたしの作品達を知ってくれたのかはわからないのですが、ちょっとでも気になってくれて嬉しいです。目があって心が緩むような作品を揃えてみました。部屋に遊びに行くように気軽に来てくださいね〜、お待ちしてます。そしていつもありがとうございます。
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