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EVERYTHING FLOWS #64 by illustrator はるやまひろし

—— 想像すると胸がいっぱいになる。 

絵を描くことを音楽で言う『レコーディング』と称するイラストレーター・はるやまひろしによる、日々のドローイングイラストの記録(REC)を毎週紹介していきます。ライブハウスに貼りだされているチラシのようなイメージで、音楽やバンド、あらゆるサウンドからインスパイアされた、妄想爆発のアートワークが日々描かれていきます。音楽への愛が溢れるテキストと合わせてお楽しみください。

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2022.08.06(FRI)
ARTIST:múm
ALBUM:Yesterday Was Dramatic – Today Is OK
ALBUM:Finally We Are No One

múm(ムーム)
アイスランドレイキャビク出身のエレクトロニカバンド。

múm の音楽から聞こえてくるのは、楽器の幻想的な音色、木のきしみまで聞こえるような録音。好きな音があれば余さず集めているんだろうか。

アナログのサンプリングと溶け合うような電子音。

手作り感とエレクトロニカのブレンドの具合が絶妙で、演奏とサンプリングの境界がわからないくらい。

🎧 I'm 9 Today

大事なのはどの手段を使うか、どの楽器を使うかじゃないってことが伝わってくる。気持であれ技であれ、どれだけのものを込められるか。

múm の音楽を聴いていると、一つ一つ音を繋げていくような作業が見えるかのよう。想像すると胸がいっぱいになる。

🎧 Awake On A Train

言葉を並べていくと、手作り感や物語的な面が前に出がちで、そういう面も実際あるけど、音が大好きなバンドでもあると思う。例えばこの曲は9分を超える長尺の曲だけど、曲は甘すぎず音色が豊富だから飽きずに聴けるんだ。


🎧 Green Grass Of Tunnel

múm のエレクトロニカでクラフトミュージックな側面と並ぶ特徴といえば、バンドの出身地でもある氷と火山の国、アイスランドを描いたような美しくも厳しい自然を描きだしたサウンドが見える一面だろう。
行ったことはないけれど。そんな気になるんだよね。

🎧 Don't Be Afraid, You Have Just Got Your Eyes Closed

アルバム『Finally We Are No One』から。2nd アルバムでは、より自然的な幻想的な一面がでている。共通点も多いけど、1st アルバム『Yesterday Was Dramatic – Today Is OK』では、サンプリングや楽器など組み合わせで、心ゆくまで実験しているのがより出ている気がするね。2022年現在までに、オリジナルアルバムが6枚、編集盤が1枚発表されています。


\ 『EVERYTHING FLOWS』のTシャツつくれます /

はるやまひろし
静岡県生まれ、千葉県育ち。 好きな音楽のアートワークと Tシャツに憧れてイラストレーターの活動をはじめる。シンガーソングライター気分で絵を日々レコーディング中。
https://www.instagram.com/hiroshi_haruyama

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