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EVERYTHING FLOWS #36 by illustrator はるやまひろし
—— 混乱と混沌があっても演奏と前進は止めないよ。
絵を描くことを音楽で言う『レコーディング』と称するイラストレーター・はるやまひろしによる、日々のドローイングイラストの記録(REC)を毎週紹介していきます。ライブハウスに貼りだされているチラシのようなイメージで、音楽やバンド、あらゆるサウンドからインスパイアされた、妄想爆発のアートワークが日々描かれていきます。音楽への愛が溢れるテキストと合わせてお楽しみください。
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2022.1.1(SAT)
ARTIST : BLACK COUNTRY,NEW ROAD
ALBUM : FOR THE FIRST TIME
イギリスのミュージックシーンで、少し新しい風が吹いている。
そんなバンドの一つである『BLACK COUNTRY , NEW ROAD(ブラックカントリー・ニューロード)』。英国出身でロンドンを拠点に活動する7人組のロックバンド。2021年2月にデビュー。
最初の印象は、風貌も音楽もストーリートのやんちゃさと言うよりかはちょっと知的な感じ。ジャンルを飲み込む音楽性と前衛性。演奏力もデビューしたばっかりにしては高い。
うーん。なんだかロックの優等生な感じじゃない。
でも、『BLACK COUNTRY , NEW ROAD』は熱かった。
このバンドのほんとのチャームは、音楽への熱量。
混乱と混沌があっても演奏と前進は止めないよ。
このエネルギーは何?
このフレッシュさは何?
という感じでアルバムの中を突き進んでいく。熱量が伝わるから、混乱を奏でるような演奏も気持ちがいい。
語り口調のボーカルはクールと思いきや、どこか変わっていて、バンドサウンドに馴染みすぎず、いいアクセントになっている。
アルバム全体的に密度が濃い中、時おり涼しい風のような間奏やコーラスが入って気持ちいい。
バンド全体の音楽への熱量が、自然発生のポップなグルーヴを編みだしているようにも聞こえる。これがなかなかスリリングで面白く、繰り返し聞いてしまうんだよね。
♩
Track X(Album : For the first time)
共通してどの曲も構成としてギリギリ盛り上がりきらなかったり、爆発しないのが、このバンドのニクいところで、クセになるところ。来たぞ来たぞってところでダウンしていく。だから実は紹介が難しかったりして笑。サブスク時代に向いてないとこもあると思う。でも勢いのあるいいバンド!。アルバム単位で聞くとバンドのことを理解しやすい。バンドの中ではシンプルな「Track X」をセレクトしてみました。
♩
Chaos Space Marine(Album : Ants From Up)
昨年の2月にデビューしたばかりだけど、早くも今年の2月に新作が出るそうで、そこからの曲です。タイトルいいな。ブラックカントリー・ニューロードに限らず、今年は世界が止まってた2020年から2021年にかけて制作された新作が多く出て来そうな予感。
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はるやまひろし
静岡県生まれ、千葉県育ち。
好きな音楽のアートワークとTシャツに憧れてイラストレーターの活動をはじめる。シンガーソングライター気分で絵を日々レコーディング中。
https://www.instagram.com/hiroshi_haruyama
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