2021年10月24日(日) 中村美和子 @TARPノート
こんにちは!中村美和子です。
全くできないわけではないと思うけど、人との会話をどうやって構築していくのかがあんまりわかんない。
・話題の提供はだれがするのか
・どんどん話題を変えてもいいのか
・そもそも話題は何か
・道を歩いて見かけたものについて話すのか
・日々の関心ごとについて話すのか
・自分のことを話しても良いのか
・沈黙になったら話を振った方が良いのか
・ひとつのことをけっこう深く掘っていこうとするとなんか変な感じになっちゃう
・世間の人は何について話しているのか
・噂話はしやすい
・共通の話題があると良い
・共通の敵があるとめちゃくちゃ良い
・あんまり悪口言うのやめたいと思うけど楽しすぎて、話題として頼ってしまう
おすすめの話題やこう発想して会話しているよ!というのがあったらぜひ教えてください。
しかし、最近久しぶりに会った人が「ところで全然話題は変わるんだけど〜」と15分くらいの間で5回言ったので、そういうのもアリなんだと知りました。
きのう、福岡にある北九州市立美術館に三沢厚彦の展示を見に行ってきました。北九州市立美術館は磯崎新の建築なんですが、シンメトリーな作りになっていて、ガラスの嵌め込まれた2本の出っ張りが特徴的で、山の上にあるので「丘の上の双眼鏡」とよばれているそうです、変なの…。
三沢厚彦は、どうぶつの木彫の人!と思っていたのですが、木を組み合わせて作った塔のような立体、人がモチーフの実験的な作品、どうぶつの木彫に対応する油絵や、空想の生き物をモチーフにしたものなどバリエーションがけっこうありました。
どうぶつの木彫も写真でしか知らずにカワイー!と思っていたのですが、近くで見ると、妙にぬるっとした目とか熊の立ち姿がかなり怖かったです。くまをモチーフにした作品が木彫も油絵もたくさんあったのですが、そのかわいさと恐ろしさのゆらぎみたいなことが展示のキャプションで書いてあったような気がします。正確な三沢さんのことばがわからないのは申し訳ないのですが、熊は人を襲う凶暴な生き物なのになぜこんなに愛されかわいがられているのだろう?という疑問はたまに聞かれます。一緒に行った人は展示全体にミッドサマーみを感じていたみたいですが(たしかに、特に三沢さんの油絵のビジュアルの印象はかなりミッドサマーだったし、ミッドサマーの予告に出てた熊のシーンは印象的だった)わたしはこないだ読んだゴールデンカムイのことを思い出しながら見ました。脅威である一方で丁寧に祀るということ、木彫りの彫刻作品としてデフォルメして愛でるということ、ちょっとちがうけどとんかつやさんのキャラがかわいい豚のコックさんである不思議さなどを考えました。ところでゴールデンカムイ、めちゃ面白いですね…無料期間中に途中まで読んだのですがそのうち続きに挑戦したいです。
そしてタイムリーなことに今日、職場の人が「熊の出たらしかよ(熊が出たらしいよ)」とおしえてくれました。神崎という吉野ヶ里遺跡のあるエリアで目撃情報があったそうです。九州に熊はいないと思っていたのでびっくり…。熊のことが気になって仕方ない週末でした。
おわりです。
ー 中村美和子
ドローイング ZINE『TARP vol.02』より、参加作家による日記や写真、絵を更新しています。今回は佐賀県を拠点に活動する作家の中村美和子さんの投稿でした。
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