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Favorite method #22 | 大堀相馬焼のお茶碗 | TAKAHASHI AYAKA

こんにちは、こんばんは。

今週は先日の福島に行った時に購入した浪江(なみえ)町の『大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)』のお茶碗をご紹介。

わたしが選んだ大堀相馬焼は本来の特徴の "御神馬 " や "青ひび" 、" 二重焼き" などは見られませんが、てんてんと飛んだ青に一目惚れ。

職人「京月窯 窯主」近藤京子さん
他の焼き物も青みがかったものが全体的に多かったです。

大堀相馬焼が作られている浪江町は震災時、原発の影響もあり全町避難した地域です。20軒以上あった窯元は各地へ避難し、現在では約半数が再建されているよう。震災後、浪江町の大堀の土を使った焼き物を作るということは、想像も超す困難でしょう。ですが、県外からきた私も今でも直ぐに手にすることができました。限られた土を使うのか、新しく代わる作り方なのかは様々あるかと思いますが、伝統が続いていることを感じます。

このまえこれでご飯を食べた時すごく嬉しかったです。食べ終わると爽快な青が目に入ってくるし、可愛らしいんです。背景を知らずとも、手に取っていたのでシンプルに物として気に入っています。

購入場所は道の駅なみえ内にある「なみえの技・なりわい館」だったので、震災後の窯元の説明なども見ることができました。

いつか大堀相馬焼の醍醐味、青ひびの出来上がり。奏でる音を聞いてみたいです。

では、今週の1枚。

包み紙
浪江町も属する双葉郡の富岡町の富岡漁港でみる花火大会

Fire King と焼き物を混ぜて使うのにはまりそうです。
秋もそろそろですかね。あったかい食器の季節が来ますよ。


TAKAHASHI AYAKA
三重県菰野町出身、都内在住のイラストレーター。
皿や小物をよく描きます。アクリル、油、色鉛筆、パステル、デジタル、画材は幅広く使って制作しています。古いものが好きです。
https://revarevier.com
https://www.instagram.com/revarevier

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