見出し画像

まあ、その、いろいろ #109 | アレック・ソス (かとう)

東京都写真美術館でアレック・ソスの写真展を見てきました。

恵比寿駅の東口を出てスカイウォークに乗ると、いまだに専門学校に通っていた時の感情がぶわっと湧いてきてなんとも言えない気持ちになります。すました顔して都写美に向かっているけれど、心の中は友人たちとの楽しい思い出、授業に対する憂鬱さ、恋の甘酸っぱさが地下の喫煙所のたばこの煙と混ざりあってぐちゃぐちゃ。40歳を超えたいまでも、クリア。そんな感覚を抱いたまま向かう写真展、いつだって嫌いではない。あと入口にあるドアノーの大きな写真、いいよね。

会期は残り3日と知って慌てて向かったアレック・ソス。PARK GALLERY のお客さんや SNS、雑誌なんかでかなり評判の良かった展示ということもあって見逃してはならないという執念が一気に「期待」に昇華したコンディションで到着。OPENと同時の入場だったので会場はガラガラ。並ぶかなと思ってたいたのでホッとひと安心。写真をゆっくり観るには最高の状態でした。

が、しかし、期待を膨らませ過ぎたのか、正直あんまり何も思わない展示でした。ただせっかくなので好きだった写真を掲載しておきます。

タイトルの『部屋についての部屋』にもあるように、部屋というモチーフの印象が強い写真に心が揺れた気がします。

なんで心が動かなかったんだろう。写真はもちろんいいんだけど ROOM の区切り方というか、並びがカタログ的で退屈だったのかな。3周してみたけどう〜ん。葉山の行きたかったな。

まあ、その、いろいろ。

泣いても笑っても10分。

PARK GALLERY
かとうじゅんや

ソスのあとのソバがおいしかった

いいなと思ったら応援しよう!

縁側 by PARK GALLERY|オンラインマガジン
🙋‍♂️ 記事がおもしろかったらぜひサポート機能を。お気に入りの雑誌や漫画を買う感覚で、100円から作者へ寄付することができます 💁‍♀️