グランゼコールに通う方法
こんにちは、ららこです。
グランゼコールに通うといっても、Google マップで通学路を確認するのではなく、グランゼコールに入学する方法を聞きかじりでお知らせします。
フランスの教育システムって日本とは大きく異なり、中でもグランゼコールってまたちょっと格別の教育システムがあります。
グランゼコールの話の前に、ちょっと。
高校生までに終わらせなければいけないことの一つにスタージュがあります。
インターンシップですね、日本では。
それを高校生までに終わらせて、バカロレアに備えます。
バカロレアにパスすれば、ほとんど希望の大学には通えます。例え医学部でもなんでも。
しかし、落第ドロップアウトは半分以上だと聞きます。
ちょっと話を戻してインターンシップの話を。
なんでもいいんです、知り合いのお子さんはメガネ屋で、他で見かけたのはレセプションにカワイイレセプショニストを見つけたり、小学生とみられる子供たちがフィガロで仕事したり。
これまたすごいのが自力で見つけているそう。
まあ、ルートはあったりするのでしょうが、割とインターンシップといえば門戸が開かれているらしく。
どんな仕事でもいいので、これを終わらせることがバカロレアを受ける受験資格のようです。
元相方はお役所でインターンをやったとのこと。
ちょーーーー、つまんなかったーっていってました笑
話を戻して。
グランゼコール、大学と並列に並ぶ学校ですが、レベルは全然違います。
直近でグランゼコール出身じゃない大統領はサルコジさんだけじゃないかな?でも彼は弁護士ですけど。とにかくグランゼコールってカクガ違います。
大学院でもない、グランゼコール。
いろんな行き方あるかもしれませんが、一般的な方法は
高校卒業後"Preparation"といわれる学校に2年間通います。
その後、テストがあってグランゼコールに入れるか決まります。
そのPreparation(こっちの人プレパプレパっていってます)に2年通うのが前提で、逆にいえばこの2年はグランゼコールのための2年でしかない、らしいです。
だから2年プレパ出た後、グランゼコール入れない人って、どうなっちゃうんだろうと他人事ながら心配します。
たまに、やっぱり合わなくてドロップアウトする人もいるらしいですが、ここに入った以上はグランゼコールに向けてまっしぐらだそう。
そこへ通っていた息子を持つ私の友達は、
当時は毎週テストがあって、それもモーーーー個人情報なんてお構いなしの、順位張り出しなんだよ!うちの息子が行ってたプレパ、割と近いところだったけどいっつも朝早く出て行ってたよ!
だそうです。
人々は揶揄して、「もぐら」と読んでいるとか。
このバカンス好きフランス人とは真逆の人生のような気がしますが、、
しかし!グランゼコールを出ますと、卒業後が全く違います。
フランスは階級社会なので、良くも悪くも学歴で職位が決まります。
大学3年卒(大学も2年3年4年といろいろ)の人はまあ管理職と言うよりはアシスタントどまりだとか。by半径1キロの私調べ
グランゼコール卒業後、いきなり部長(いきなりステーキみたいですが)もザラ。
かくゆう、うちの職場にもちょいちょいグランゼコール出身の若い部長が来ます。
悪い人ではないですが、なかなか、わかり合うと言うにはほど遠い感じですね。
大体2年で、またどこかいいポジションへ。
おーフランスジャン!と思ってしまいます。
生まれ変わって、フランス人だと、大変だなこりゃ!
フランスは現世で十分なららこです。汗