「ブログ収益型の海外滞在」はどこまで実現できたのか?1年間の収益を徹底分析!
以前、こんな記事を書いたことがあります。
『フランスブログ「パリノメモ」の挑戦—ブログ収益型の海外滞在』
長い記事なので、3行でまとめると、以下のような感じです。
1. 大学時代、休学してフランスに飛び出したが、お金が無くてマジで苦労した。
2. 卒業後、再度渡仏することに決めたが、どうも不安だからパソコンで自動収益システムを作りたい。
3. ブログを始めて、海外滞在情報をコンテンツ化して売ったり、広告収益を得れば、良い循環が生まれるんじゃない?
そう、お金が無さすぎて、どこにも行けず何もできず、部屋にこもりきりなんて生活はもうまっぴらゴメンだ、と思ったわけです。
自分は、2016年の8月に起業を目指して再度フランスに飛び出しましたが、その約半年前よりブログを開設、ある程度の下地を整えたうえで出発しました。
もちろん、最初からブログ収益だけを頼りに生活なんてできるわけないので、このときは、「大学院入学&奨学金取得」という荒業を成功させて、ある種の自動収益システムを作り上げたうえでの渡仏です。
この奨学金で、月々615€の学業支援と170€の家賃補助をもらっていたので、毎月785€(約10万2千円)が自動的に入ってきてました。
とはいえ、785€なんて、パリの生活ではチンケなものです。
固定費として、家賃が572€(パリでは相当安い方)に交通費が月30€かかったので、これだけでもう残り185€です。1日の食費を5€だとして、残り33€…。実際、1日の食費を5€なんて無理なので、月間収支は赤字です。
こんなんじゃやっていけないので、自分の事業を少しでも軌道に乗せるまでの、せめてもの小さなベーシックインカム的なシステムをブログで作れないかなと目論んだわけです。
この記事は、以下のような章立てになっています。
1. ブログ「パリノメモ」の総括—PV数と記事数
2. 流入元
3. 収益手段
4. 2017年4月1日〜2017年9月30日までの収益報告
5. 2017年10月1日〜2018年3月31日までの収益報告
6. ブログを2年間やってみてわかった収益化のコツ
ちなみに、月商ではなく、年商報告にしたのには理由があります。よく、「ブログで月収◯万円!!」とか言うブロガーを見かけますが、あれはちょっとナンセンスかと。
というのも、自分でブログを運営している以上、当然ながらそれは自営収益になるので、サラリーマン的な感覚で月の数字を追っていては、正しい判断がとれないからです。
規模は大小どうであれ、ブログ運用は立派な広告事業の経営なので、経営的視点から、やはり年単位あるいは半期での数字を追ったほうがいいと思ってます。じゃないと、どのコンテンツを切り捨てるべきで、どのコンテンツに注力すべきかがわかりませんから。
というわけで、さっそく本論に入りましょう。
1. ブログ「パリノメモ」の現状—PV数と記事数
2017年4月1日から2018年3月31日までのブログ「パリノメモ」のPV数は、以下のグラフのとおりです。思ったよりも良い線いってて、ちょっと満足。
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