過去にした仕事の裏話シリーズ①
パリ第八大学の情報コミュニケーション学部に通っていたとき、ゼミは朝だったので午後はバイトをしていました。
当時のバイトは、パリオペラ座にあるインターコンチネンタル内の店員さん。店はこじんまりとしているから管理しやすいし、お客さんはホテル滞在客メインなので客層もよく。素敵なバイトでした。
ある日、日本人らしき人が店にやって来て何かを探している様子。
英語で話しかけるべきか、日本人っぽいからいきなり日本語でいくか、密かに悩んでいたらその人がおもむろに
「日本のヒト、、、だよね?あの、ノートとかないかな?」と話しかけてきました。
その顔をみたら、何処かで見たことあるようなないような。。。記憶の引き出しを必死で漁っていたら
「僕、●●●なんですけど知ってるかな?」と。
ひょえー!初めて有名人と話した!とびっくり。
「パリ長いの?日本人の友達がまだ少ないから良かったらメールでパリ情報教えて」と、メアド交換。
何度かパリのあれこれを語るやり取りをしましたが、自然消滅してしまいました。
毎回、作家らしい彼の素敵すぎる文に返す言葉が見つからず、私がフェードアウトしたような。。。今なら少しはまともな返信メールができた?かも??
途中、その方のライブにも誘ってもらったなど、今では楽しい思い出です。ライブには当時の奥様の姿も。
ちなみに昔トレンディドラマで活躍していたこの奥様と直接会うことはありませんでした。実物にちょっとお会いしたかったような気もします。
この方以外にも、インターコンチネンタル内では、フランスの芸能人などもよく見かけました。
余談ですが、私がバイトをしていると、ホテル内で仲良しだった、カフェ・ドゥ・ラペで働いていたスタッフ(おじさん)がたまにおやつにミニケーキを差し入れしてくれました。
しかし、ある日
「君のミルフィーユの食べ方はなっとらん。次回バイト後にちゃんとした食べ方を教えてやろう」
と、バイト後にカフェに呼び出され、緊張しながらミルフィーユを食べたのを今でも覚えています。ミルフィーユのきちんとした食べ方、初めて習いました。笑
いまだにミルフィーユを見ると意味もなく緊張するのはきっとこのせい!?