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コンクオン🇻🇳に赴任しました!

JICA海外協力隊(コミュニティ開発)としてベトナムのゲアン省コンクオン(Con Cuông)にて活動中🇻🇳

Chúc mừng năm mới🎍(新年あけましておめでとうございます)

目まぐるしく慌ただしい2024年でしたが、2025年も自分なりにゆるりとやっていければと思います。皆様もご無理なさらず。


さて、私は新年をベトナムのコンクオンにて過ごしています。

日本人の100人中100人はコンクオンについて初めて知るのではないでしょうか。コンクオンと検索すると、Coke ONが検索結果に表示されるくらいですから。

かくいう私も赴任する以前は、村上春樹よろしく、「コンクオンにいったい何があるというのですか」状態でした。
どんな土地なのか、まったく分かりませんでした。

しかし、コンクオンに1週間も住むと、昔懐かしい義理人情を髣髴とさせる人々の温かさと人間くささ、手つかずの原生林をはじめとする自然の優雅さ、昔から脈々と続くベトナムの伝統文化に圧倒されっぱなしの日々です。

まだ赴任して1週間ですが、現時点で私が学んだコンクオンについて少し共有させてください。


コンクオンにいったい何があるというのですか


コンクオン
はベトナム中部ゲアン省にある県のひとつです。緑豊かで景色が美しく、少数民族タイ族(Thái)が人口の70%を占めており、伝統文化が脈々と守られている地域です。私の職場の上司も少数民族タイ族出身です。
ラオスとの国境もあり、ハノイから飛行機+車で3.5時間、車では6時間の距離にあります。確実に辺境です。


コンクオンの自然

コンクオンを流れるラム川
毎日この景色が見れるのは眼福

ベトナムトップクラスの面積、かつ、レッドリストに掲載されている絶滅危惧種70種が生息するプーマット国立公園(vườn quốc gia Pù Mát)があり、国立公園内にあるケケム滝(Thác Khe Kèm)はコンクオンの名所の一つになってます。

落差150m。夏には多くの観光客が押し寄せる。

幻の大型哺乳類、サオラも世界で初めてプーマット国立公園で発見されたとのこと。プーマット国立公園は人間の手が入っていない手つかずの原生林が残っています。

プーマット国立公園内を流れるザン川(Sông Giăng)は、観光スポットになっており、ボートツアーも楽しめます。

職場の先輩、フエンさんからもらった写真。

コンクオンのみどころ

先述しましたが、コンクオンは人口の70%を少数民族のタイ族が占めています。コンクオン内にはタイ族の村がいくつかあるのですが、文化や食事を体験できるホームステイや文化交流などの観光産業が盛んにおこなわれています。コンクオン内にあるケザン村(bản Khe Rạn)、ヌア村(bản Nửa)、シエン村(bản Xiềng)には昨年は合わせて約3万人が訪問したのだとか。

しかし、それらの村を訪れるのはほぼ100%ベトナム人。
我々日本人をはじめとする外国人にはほとんど知られていない秘境、それがコンクオンです。

タイ族伝統の踊り

タイ族の村では、色鮮やかな伝統的なタイ族の料理とダンスを楽しむことができます。まさに、一生に一度の体験です。

眠れる美しさ、コンクオン


コンクオンの人々は自分の土地に誇りを持っています。しかし同時にまだまだ知名度がない現状に悩んでいるのも事実です。人々はコンクオンのことを「Sleeping Beaty」、つまり「眠れる美しさ」と表現しています。まだまだスポットライトを浴びていない資源が多く眠っている地域なのです。


私もコンクオンに魅了された人間の一人として、コンクオンの文化や自然の面白さ豊かさを発信していきたいと思っています。
2年間のうちにコンクオンの魅力を発見&発信し、多くの人に知ってもらえたらそれに勝るものはありません。

ぜひ、コンクオンに遊びに来てください。全力でおもてなし致します(ほんとに)。


来週以降、様々な村々を仕事で回る予定なので、各村の観光情報などを発信できたらと思っています。


では、また!


-2024年1月2日霧深いコンクオンより

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