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【呼吸器内科】検査で見つかった肺の影

7月、関節リウマチ治療薬を開始するために受けたCT検査。

肺と膵臓の影を指摘された。
ネットで調べるといろいろ出てきて凹む。

いやいや、待て、まて…

病気だらけの体に、メンタルまで落ちそうな状況なので気合を入れてみた。

気持ちだけはアゲアゲでいきたい!

そんな気持ちで書いた記事はこちら。



正体を探るべく、頂いた紹介状を持って国立病院の呼吸器内科と消化器内科を受診しました。検査から1ヶ月近く経ちましたが記録として残しておきます。

この記事は、呼吸器内科編です。



【呼吸器内科】アラフィフ肺年齢は95歳!

先ずは呼吸器内科を受診。

紹介状に添付されたCT画像診断によると、肺に左右合わせて3つのすりガラスの影が確認されました。それは、人工物によるもの、誤嚥性、ウィルス性、膠原病などの肺炎が疑われています。

疑われた病気を1つ1つ潰しながら病気を特定していくため、レントゲンと呼吸器機能検査を受けることになりました。


左肺の影2つは肺動静脈奇形塞栓術によるもの

8年前に先天性の肺動静脈奇形が見つかり、肺動静脈奇形塞栓術というカテーテル術を受けてます。合併症の低酸素血症等を防ぐため、私の左肺動静脈には大きなコイル3個と小さなコイルが10数個入ってます。

CT画像に映っていた影(報告書では人工物とあった)はコイル。またコイル周囲にみられる影もそれに伴うものだ、と医師の見解がでました。

左肺の影2つは解決。

肺動静脈奇形については、以下引用します。


肺には肺動脈と肺静脈があります。正常な肺動脈と肺静脈は間に毛細血管を介して緩やかにつながっていますが、肺動脈と肺静脈が毛細血管を介さずに直接つながってしまい、まるでできもののように膨らんでいる状態になることがあります。これを肺動静脈奇形(AVM)といいます。
発見時の多くは無症状ですが、放置すると息切れや塞栓性脳梗塞・脳膿瘍の原因となり治療後も後遺症を残すことがあります。これは毛細血管の機能として酸素の交換や血液中の血栓や細菌を除去するフィルターの役割が働かないためです。また肺動静脈奇形のふくれている部分が破裂すると血痰、喀血、胸腔内出血が起こり命に関わることがあります。

肺動静脈奇形



呼吸器機能検査---肺年齢は95歳?!

残るは、右肺の影の正体です。

肺の状態を調べるため、呼吸機能検査を受けました。私には喘息の持病があり、レルベアという吸入薬で毎日、喘息発作の予防をしています。

8年前の呼吸機能検査では、肺年齢95歳でした。(当時は40代…涙)塞栓術後、酸素濃度が劇的に変わり絶好調だったのでスッカリ忘れていましたが…。

今回の呼吸器機能検査でも、肺年齢は95歳のまま…。

がーーーーん!
うう”っーーーーーーー。

医師もこの結果にめちゃくちゃ驚いてました。
私自身、煙草を吸っているわけじゃないし、夫も煙草は吸わない。
なんで?と不思議です。

肺年齢って、酸素濃度が良くなっても変わらないものでないのでしょうかね~。次の診察で医師に聞いてみなきゃ…(ショックで聞くのも忘れました…トホホ)

現在、発熱しているわけでもなく、呼吸が苦しいわけでもない。でも右肺は白く煙がかって映っています。医師から膠原病肺炎と、おおよその診断が下りました。

肺は経過観察。3ヶ月後にCT検査を予定してます。


リウマチ治療薬の副作用に肺炎!連携必須な呼吸器内科


リウマチの治療薬は、副作用として肺炎を患う可能性があって、リウマチ専門医と呼吸器内科が連携しながら治療を進めることが必要なのだそう。

特に、喘息持ちで肺年齢が95歳(苦笑)という私にとって、リウマチ治療薬の副作用は、かなり大きなリスク。

リウマチ治療効果が高いとされる薬メトトレキサートは使わず、別の薬を使用するよう呼吸器内科医師から話がありました。

…とはいえ、現在使用中のザラゾスルファピリジンの副作用にも、感染症による肺炎は明記されてます。リウマチの治療薬が心配な薬には変わりはありません。

うまく関節リウマチの寛解が目指せますように!


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