最底辺底辺AI動画厨から見たAI画像祭
自称最底辺底辺動画厨、もしくはAIネタ師のpariparifilmsと申します。
今回は3月23日、24日に渋谷ストリームで開催される東京AI祭の関連イベントであるAI画像祭に4部門13作品を投稿させて頂きました。その率直な感想を書かせていただこうと思います。(ただのAI生成好きな一般個人の感想です)
結論から言うと、めちゃくちゃ楽しかったです!運営様、参加者皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
コンテスト概要
作品の投稿および投票期間 2024年3月3日〜16日
①NovelA I②ACCEA(企業イメージキャラクター)③niji journey
④stable Diffusion ⑤動画 ⑥なんでもあり の6部門
ACCEA以外は使用するツール別。
「なんでもあり」は禁止モデル等を除き、ツール問わず
イベント詳細はこちら
投稿の規約はこちら⬇️(ディスコードからお借りしました)
投票、投稿の方法についてざっくり
①投稿は未発表の物に限る
②会期中(3~16日)1日1部門で1作品を投稿できる
③1作品に対して1人0.5〜5票投票できる
④SNS等での投票呼びかけはOK
⑤得票数によって順位が決まる
⑥上位作品は渋谷ストリームにて展示される
その他
・NovelAI部門は1位賞金20万円と高額!
・応募した作品はすぐ反映され、すべての投稿作品を見ることができる
・AI師さんたちの作品だけでなくプロンプトも見ることができる(賛否ありそう)
AI画像祭を知った時の気持ち
ここからはただの一般個人の参加してみての感想です
私がAI画像祭を知ったのは8日ごろ。他の方の「投稿したよ」というポストを見てでした。最初に規約を読んで思ったのは、「これは先行有利な人気投票だな」という事。早めに作品を出した人はどんどん票を集めていけますよね。
正直な話、この形だと「攻略法」というのもを考える人たちが出てくるのではないかなと心配になりました。例えば賞金が100万円以上だったりしたら、多少人気のあるインフルエンサーがどこかで見つけてきたプロンプトをちょっとだけ変えて出品し、投票を呼びかけるとかで攻略できてしまいますからね。最終日に突然出してフォロワーさんなりに投票呼びかけたら一瞬で終わりますよね。
でも、実際に上位に並んでいる作品を見たら、普段からAI生成の活動をされていて、実力や人気のある方々も多かったので、運営の方々のご尽力もあってか投票も良心的に行われているんだなというイメージを持ちました。
自分なりの目標を持つ
で、私自身は、一枚絵でそこに食い込むほどの実力はなかったので、個人で入賞以外の自分だけの目標を立てました。それは、
「NovelAIはすごいぞ!」
というPRです。私は昨年の5月ごろにAI生成を始めたのですが、それ以来ずっとNAIを使っています。他社と比較してというよりは、個人的な嗜好で、いわゆるNAI顔が好きなんですよね。
もちろん他のツールが嫌いということではなく、むしろ推しAI師さんにはnijiさんやSDさんを使用している方が多いです。いや、だからこそNAI「も」すごいよって言いたかったのかもしれません。そのくらい私はNAIが好きなんです。
ということで、他の人があまりやっていない方向の作品を出していこうという事を決めました。「NAIでこんなテイストも出せるんだね」というのを知って頂きたかったのです。(関係者でも何でもないただの1ユーザーなんですけどね)
で、出したのがこちらの作品。NAIのSMEAと低ガイダンス値を使った繊細な表現というのはとても美しいのですが、そう言った作品があまり見られなかったので投稿しました。これらはあまり告知をしなかったのですが50票以上いただきました
今回の「AI画像祭」はとてもよくできたシステムだったと思っています。
これが純粋に厳正な「コンテスト」だったら然るべき審査員を立てて、メール等で応募し、入賞作品以外は見ることが出来なかったでしょう。それだと本当にごく一部の人のためだけのものであり、ここまで楽しめなかったかなと。
「祭」であったことで、盛り上がったし、とても楽しめたと思います。
・本来であれば目にすることが出来ない入賞作品以外も見れる
・初心者の方の作品も上級者と同列に並び、誰でも見ることができる
・毎日1作品投稿できる(昨日よりもっといい作品ができるかも)
・推し作家さんたちの気合いの入った作品を見れる
良い点がたくさんあったと思います。自分だけのグランプリ作品を決めたり、なども楽しめたのではないかと思います。
出品作に感銘を受けて生まれた作品
個人的な話ですが、私が一番感銘を受けたのはシトラスさんのniji部門の「AI絵師は絵師の人生を盗んでいる」という作品でした。この作品には賛否両論あったのだと思います。AIアートでも賛否が分かれるようなテーマ性を持った作品が作れるということ自体がとても素晴らしかったと思います。
そして、シトラスさんの投稿を受けて私も「テーマを考えて作る」ということに向き合いました。そして生まれたのがこちらの作品です。これらは短期間で100票近くの得票がありました。私にとっては自己ベスト。とても大切な作品になったと思っています。「誰かの作品を見て、考え、作る」という一連の流れを生み出したのが、「すべての作品を見れる」「毎日投稿できる」というこの会のシステムであったと思っています。
これらは間違いなくAI画像祭のこのシステムでなくては生まれなかったと思います
動画部門で賞レースに食い込む
一枚絵の分野は、すごい人ばかりなので入賞は最初から諦めてましたが、ある時動画部門があることに気づきました。私は昨年5月からオタ活でNAI静止画で動画を作っているので、実はこっちの方が自分の本分なのです。NAIはインペイントで口パクや着替え画像を簡単に作れるし、magunitude1でenhanceすることによって微差画像が出来るので、静止画像をゆらゆらと動かすことが出来ます。それを使って動画を作っていました。そしてこの度の神アプデ✨バイブストランスファーによってキャラ固定がかなり楽になりました。いや、皆さんが言いたいことはわかりますよ。そんな面倒なことしなくてもheigenやAnimateDiff使えばいいって思いますよね。しかし、NAIが好きなんです✨1秒間に10コマ詰める作業が楽しいんです✨その辺が最底辺底辺動画厨なんだとは思いますがw
そしてタイミングが神ってましたね。非公開動画が条件なのですが、声優さんにチェックをお願いして完成を待つばかりの動画が一本手元にありました。これを出そうと。声優さんにもOKをいただき、出品することになりました。3月10日投稿。
その時は実は動画部門そんなに盛り上がっていなくて、20組くらいしか出品されてなかったと思います。100票あったらすごいぐらいでしたね。なものでまぁ、10位以内はいけるかなとも思ってました(読みがすごく甘かったです)
その後一つのアクシデントがありました。もう一本新しい動画を投稿しようとしたら、1日経ってなかったようで、46票まで入っていた本命の動画が消えてしまいました。真っ青になり、投稿してくださった方の再投票を呼びかけました。本当に温かいお気持ちの方々がRPしてくださり、40票まで戻ったところでストップをかけさせて頂きましたが、拡散されたので票が伸び、90票くらいまで伸びました。本当にその節はありがとうございました。
で、正直その後特に票が動かなかったので、それで終わりかなと思っていました。その時点で順位は4位くらいかな?5位〜10位の方々は50票未満の状態だったので、まぁこのままで、入賞は厳しいかもしれないけど渋谷に展示されるところまではいけるかなと読んでいました(かなり甘すぎる読みでした)
16日は投票最終日だったので、過去作から引っ張ってきたりしたシーンを元に応援動画を作りました。朝投稿。で、そこからはもうよくわからない状況でした。
昼頃見たら、全体的に票が伸びてきて、10位以下の方も100票以上に伸ばしていて首位と30票差ぐらいのところでずっとせめぎ合いでした。もう一本動画を出せる権利があったので、午後3時ごろからsunoで歌を作り、動画にする作業に入りました。その間、午後7時30分ごろに一度首位になりましたが、その後2〜4位くらいを行ききして、午後10時40分頃に花粉男子応援動画が完成し、投稿(この動画もわずか一時間で100票以上頂きました!ありがとうございます)
11時38分1位、52分1位、57分3位、 00時00分、最終的に3位で終わりましたが、その後しばらく経ったら4位になっていました。ラグかな?
正直終盤は自分でもどこで誰が投票していてくれたのか全くわかりませんでした。
ただ、ありがとうございますとしか。
これまでこのキャラたちを育ててくれたクラスタのみんなや、声優さんのファンの方々、杉花粉さんのファンの方々、それからAI界隈の方々、それ以外にもいらっしゃったのかな?本当にありがとうございました。みんなと一緒に入賞を目指したかったので、良い結果だったと思っています。
(ただいま選考結果が発表されました!「花粉学園へようこそ」4位でした!惜しくも入賞は逃しましたが、渋谷に展示されます!応援してくださった皆様本当にありがとうございました!)
まとめ
次回があるのかわかりませんが、気づいた事をまとめます
AI画像祭のparipari的攻略法
ただ絵を投稿するだけで、初心者から上級者まで並列で展示され、たくさんの人がそのイラストをきちんと評価する気持ちで見てくれる。そんな場所はなかなかないのではないでしょうか?入賞を目指すだけではなく、「こんな画風は好きな人いるかな」と色々試したり、「何位くらいになりたいな」と自分なりの目標を持つ事でいろんな楽しみ方が出来るのではないかなと思いました。
私は動画部門で、今まで知らなかった表現をされている方々と出会えたり、少し広がった感じがありました。会期が10日以上あるといろんな人と知り合えたりもありますよね。自分を知ってもらうのにも良い機会になるのかなと思いました。
AI画像祭運営の皆様へ
長い会期でしたが、個人的にはとても楽しめました。様々なご苦労あったと思いますが、このような機会を作っていただき、本当にありがとうございました。