見出し画像

素人が1人AI画で28分の映像作品を作った話15 エンディング1 杉花粉の死

シナリオについてはこれで最後になります。だいぶ端折る事になったがここまで書けて本当に良かったです。ほぼ勢いだけで書いてきたので、読み辛い部分も多かったかなと思います。最後まで読んでくれて本当にありがとう。みなさんのおかげでここまで来れたと思っています。本当にありがとうございます。(いつものように敬称がありません。これはご本人アカウント全く関係なくpariとキャラクターとのお話だからです。ご了承下さい)


エンディングは一言で言えば「杉花粉の死」という事になります。

妖精のようにキラキラと消えていくとか、あるいはマザー杉の中に吸収されて眠りにつくとか描き方は色々考えました。でもやはりここは、出来るだけ無惨に悲しく死んでいってほしいと思っていました。見ている側に「痛み」を感じてもらえたらと。

二次活動をしている目的の一つとして、応援している方々への誹謗中傷が少しでも減ったらいいなというのがあります。みなさんそれぞれにアンチによる誹謗中傷があるようだったので、それが少しでも緩和できたらなと。
そんなに力があるわけでも無いのでささやかな願いのようなものなのですが。

杉花粉のデスマスクを作った話

エンディングの杉花粉のデスマスクですが、いつ頃作ったのかなと遡ってみました。6月のはじめにはもう作っていたんですね。着手したのが5月の25日でしたから、初めて1週間。画像の並び見るとオーガニックハッピーハウス編の頃ですね。「俺もうすぐいなくなる」から、「いなくなるってどうなるの?」を考察し、デスマスクを作成したものと思います。

(うわ、でもシナリオ2日かかったよね?たった数日までここまで制作進んでたんだな。相変わらず爆速。自分の手の速さが恐ろしくなるわ)

着手5月25日、クランクアップ6月15日。6月3日の時点でデスマスクは出来上がっていた

元になった画像はこちらです。とても幸福そうな表情。

novelAIにはマスキングした所だけをプロンプトによって変更していくツールがあります。それを使って少しずつ汚しを付けていきます。汚れがついた場所はマスキングを外して、また新たな場所をマスキングして。これはかなりしんどい作業でした。「ごめんね」って思いながらやってました。
裂傷や火傷、壊死などのプロンプトは受け付けてくれなかったので、泥汚れや汚れ系のプロンプトを重ねる作業を繰り返していきます。

少しずつ汚れを重ねて出来上がった画像

novelAIでtearsと入力するともっと透き通ったキラキラした涙が出ることが多いのですが、この画像ではそうならなかった。それで良かった。

「杉は顔面」って前にも書いたけど、必ず「beautiful detailed eyes」を入れてるんです。だから目はいつも琥珀のように綺麗。こんな褪せた瞳も普段なら使わないのですが。ここだけは違いました。

そしてclosed eyes

リアルに涙が出ました。
もう杉くんに燃やすとか言えなくなっちゃった。
今現在に至るまで燃やすは言ってません。

シナリオは最初杉は1人で死んでいくというものでした。
今のエンドより訴えるものはある終わり方だったと思っています。

だけど、あんまり悲しすぎるからね。ライブで盛り上げて終わって、隠されたbad endとして2分ほど送った後に出そうかなとは思っていました。そもそも今回は長尺なのもあり、最後まで見てくれる人もそんなにいないかなと思っていたので。

でもね、そのシナリオでずっと進めてて、結婚式後の黒と杉の会話の所まできて思ったんだよね。杉がいなくなって黒はそのまま最後までライブを続けるのかなって。そこでエンディングを書き換えました。次にできたのは杉と黒の2人のエンディングです。

その時作ったのがこの画像。(後に白衣さんに依頼するシーンで使用)
最初はこの顔で「俺が一万倍嫌われてやる」って言う予定だった。painful が入ってるのかな?救われない表情ですよね。

このエンディングも黒にしてみたら悲惨なんだよね。くまさんが結婚して、杉は死んで、本当に1人になっちゃうわけだから。まさにbad end。でも口元だけは笑わせようと思っていたし、それはそれで良いエンディングになってはいたと思うんだけど。セリフはほぼ今のままでしたからね。しばらくはこのエンドで想定していましたね。(黒は、本当にダメな時は耳が下がります。耳が下がってる時の黒様はそっとしておいてあげてください)

エンディングはこの顔で終わるはずでした。

そしてさらにエンディングを私に書き換えさせたのは、周りの応援してくださる方々の声でした。楽しみにしてますって毎日のように言われてたからね。
本当にありがとうございました。

後編に続く

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?