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日々の気持ちをすくいとった雪のひとかけら
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雪だ。
朝、だいぶ体調が良くなって前向きな気持ちになり、オーダーイラストの線画完成イメージを描こう♩と思ったのはいいけれど、残りのもちを砂糖醤油で食べたら、わたしのやる気という名の灯火はしゅくしゅくしぼんだ。
ね、ねむた〜い。
朝ごはんは食べない方がわたし的に集中力が続くらしい。ご飯を食べたら横になりたくなる(トド)
何かを頑張ろうとやる気に満ち溢れたり、イメージが湧いて「さぁやるぞ〜!」と思った時にかぎって、風邪をひく。月に1回は風邪をひく。このヨワヨワな自分が本当にいやだ。
腸活をしようと毎日味噌汁を飲んでも、たんぱく質を摂ろうと肉を食べても、亜鉛を摂ろうと思っても上手くいかない。多分胃腸が吸収していない。
あとは…ビタミンD、光を浴びて運動することかな?でもさ、ここは新潟なんだよ。冬に晴れるなんて滅多にないんだよ。
雪とか天気はどうしようもできないので、外に出たいと思っても天気を気にして動けないこの感じがすごく辛い。
(仕事帰りに立ち往生を経験したので、雪の日に運転を絶対にしたくない)
(命懸けで仕事に行くのに疑問を感じて、家でできる働き方を探すようになった)
(上越の方からしたら新潟市内の雪なんて…と怒られちゃうかもしれないけれど、ごめんなさい)
20日までのウェザーニュースの天気予報をみると、雪か雨か曇りしかないよ。
10数年前、冬の晴れた東京。真っ青な澄み渡った空。ここは同じ日本なのかと衝撃を受けた。
就職面接で「なぜ、わざわざこっちで就職するんですか?」の問いに「太平洋側の天気のいい場所に住みたいからですっ」と意気揚々と答えた(22ちゃい)(なぜか受かった)
だけど、こんな雪の日でも、頭の中はせわしなくイメージが湧いてくる。
このnoteを書こう、記事の最後はこの文章でしめくくろう。オチはこうしよう。うまいなその表現。(ニヤニヤ)いただいた猫ちゃんイラストオーダーは、咲き誇る花と生命力を感じられる背景にしようなど。
ごはんを作っていても、イメージや言葉が降ってくるので、スマホやメモがないと焦る。とりこぼさなように、この結晶が消えないうちに。とりあえず、冷蔵庫に貼ってあるホワイトボードにメモした。
新潟出身の作家さんや漫画家さんは多いと聞いたことがある。それは、この鬱々とした冬の厳しさの中で、創作がはかどるというかそれしかやることがないからでは?という意見をみた。
本当にそうかもしれない。
冬に創作がはかどってZINEを作ったり、そういえばカフェイベントをやる気になったのも1月だった。
唯一、大雪の日に感じたポエムをとあるエッセイコンテストに応募したら受賞したこともある。(もうサイトが閉鎖してしまって見れないのだけど…)
この過酷な環境が、わたしの文章表現や感性の成熟度を高めているとしたら。ちょっとは許せるだろうか?ぎゅっと旨みが凝縮する日本酒のように。
本をほとんど読ま(め)ないわたしは、良質なインプットが全然できていなくて表現力や語彙力が乏しい。だけど、もしかしたら見たもの感じたものすべてがインプットなのかもしれない。
派手さはないし、行きたいところも特にない。
無理にでも行けばいいのかもしれないけれど、人がたくさんの初売りや福袋合戦、初詣にも行く元気がない。
いいんだ。冬はエネルギーを蓄える時期だから。
このわずかなエネルギーを使うところは創作だ。
すごくなくていい。賞をとれるようなバックボーンも立派な経歴もない。壮大な夢もない。
でも、それでも日常のささいなことを残していく。それこそクリエイティブではないのか。
毎日毎日鉛色の空とともに、わたしは今日もとりとめもない日記を書く。この何もない街で、それでもわたしが生きている・感じている。膨大な思考を残すために。
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文・絵 星七えり
2025.1.6 新潟市の小さな部屋より
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