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ゆっくりとみる映画『ストレイト・ストーリー』
最近の映画ってどれもすごい早くないですか?
いきなりクライマックスのような演出があったり、終盤にかけて急展開があったり、最後に大どんでん返しがあったり、常にハラハラドキドキなんて映画が今のトレンドなのかなと思ったりします。
だから古い映画を見るとそのスピード感に驚いたりする。
「ストレイト・ストーリー」はまさにそんな映画でした。
物語は主人公のアルヴィン・ストレイトが兄に会うために1ヶ月以上かけてゆっくりと旅をする物語です。アルヴィンは73歳のご老人、足腰が悪くて両手に杖を持って体を支えないとまともに歩くこともできず、視力も衰えていて車を運転することもできません。
そこで芝刈り用のトラクターで兄の家へ向かうことにしました。これがとてもゆっくりで車には追い抜かされるわ、自転車にも追い抜かされるわで、全然スピードがないんです。それでも主人公は気にせずに真っ直ぐに兄のもとへ向かいます。
見所は旅の中での出会い。
妊娠したことをきっかけに家出をした女性
自転車レースで出会う若者
トラクターが壊れた時に救ってくれた心優しき男性
様々な人間と出会い、そこでの何気ない会話から人生の教訓とも言えるような大切な言葉を聞くことができます。
一つ一つがとても印象的でした。
ちなみにこの物語は実話がベースになっているそう。
全編を通してハラハラドキドキするような大きな演出はありませんが、それでもゆっくりと時間をかけた映画を観たい方にオススメです。
また何年か経った後に改めて観てみたいなぁ。
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